ガーデン用品屋さんの花図鑑 ヒュウガミズキ

ヒュウガミズキ

ヒュウガミズキの特徴

春に薄黄色の花を枝にたくさん咲かせます。近縁のトサミズキによく似ていますが、全体的に小型で都会の庭でも扱いやすいです。淡い花色のためか花つきはよいですが派手な印象はなく自然な雰囲気で好ましいです。花は葉が出る前に咲きます。葉はしわの目立つ小型の広円形。株は株立ち状になりよく分枝します。枝は横張り性が強いです。楚々とした雰囲気から生花の素材や茶花としてよく用いられています

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:3~4月

ヒュウガミズキの育て方

適地に植えれば病害虫も少なく手間のかからない花木です。日当たりのよい場所を好みますが、半日程度の日差しがあれば十分花は咲きます。半日陰でも育ちますが花つきは悪くなります。用土は肥沃な水はけ、水もちのよいものを好みます

管理:普段は放任でよいです。邪魔な枝はその都度剪定します。生垣など刈り込んで維持する場合は頃合をみて適期に剪定を行います
剪定:落葉期・花後 自然樹形を楽しむので込み枝を切る程度で刈り込みはしませんが、萌芽力があるので刈り込みもできます。冬の花芽が大きいので落葉期は花芽を残しつつ剪定できます
肥料:冬に寒肥を与えますが、花つきが悪くないようなら無理に与える必要はありません
病害虫:これといった被害はありませんが、まれにウドンコ病になることがあります

ヒュウガミズキのデータ

科名:マンサク科
分類:落葉低木
原産地:日本・東アジア
大きさ:背丈1.0~2.0m(3m) 横幅1.0~2.0m 葉2.5~4cm前後(互生)
主な見所:花(3~4月)