ガーデン用品屋さんの花図鑑 スモークツリー

スモークツリー

スモークツリーの特徴

初夏に咲く花の後、もこもことした花穂になります。これを煙に例えてこの名になりましたが、個人的には煙というより綿菓子に近いと思います。花は円錐状に咲き、あまり目立ちません。花後に写真のようになりますが、雌雄異株なので煙状にならない株もあります。葉は緑葉もありますが、赤紫になる品種も多いです。寒冷地では紅葉も綺麗。春の芽出しは遅めです。樹形はやや不整形で綺麗にまとめるには剪定が必要です。花色や葉色違いの改良品種が多く出回り、低めの背丈でも花つきのよい矮性品種もあります

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:やや乾燥した土を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:6~9月(花穂)
成長速度:早い 成長は早いです
移植:落葉期 移植はやや難しい

スモークツリーの育て方

とても丈夫な花木です。日当たりと水はけのよい場所が適地で、やや乾燥した土を好みます。土質は選ばず、やや砂っぽい土でも育つほどです。粘土質の場合は多少改良したほうがよいでしょう。大きくなるので鉢植えには向きませんが、コンパクトに管理できるなら花つきがよくなる良さもあります

管理:剪定は落葉期間に行います。花穂が褪せた後は鉢植えなら花柄を切ります
剪定:落葉期・初夏 放任すると手に負えなくなるので、花つきをある程度犠牲にして落葉期に剪定します。切った枝から多数枝が出るので、その場合は枝を間引くように剪定します。初夏は徒長枝を切る程度にします
肥料:寒肥を落葉期に控えめに与える程度。成長がよいなら無理に与える必要はありません
病害虫:たまにケムシ等が出ますが、特に気になるものはありません

スモークツリーのデータ

科名:ウルシ科
分類:落葉小高木
原産地:アジア、南ヨーロッパ、アメリカ
大きさ:背丈1.5~5.0m(8m) 横幅1.2~4.0m(6m) 葉5~10cm前後(対生)
主な見所:花穂(6~9月)、葉(初夏~秋)