アジアンタム

アジアンタムの特徴

様々な種類がありますが、園芸では一般的にラディアヌムの園芸種を指します。株元から羽状の小葉のついた葉柄を立ち上げます。葉が柔らかく全体的に繊細な姿なので涼しげな印象。黒褐色の葉柄との対比も美しいです。高い空中湿度を維持し、根は適湿にするという、やや栽培難易度の高い観葉植物です。一方で、環境に合う場所ではどんどん増えることがあります。ポピュラーではありませんが葉の大きい種類もあります

育てやすさ:★★★やや難しい 慣れてからチャレンジ
日光:半日陰を好む
水やり:適量
育成環境:空気の乾燥は苦手ですが、根の過湿や乾燥は嫌います
寒さ:弱い 3℃程度で冬越しします
季節・開花時期:周年
主な品種:ラディアヌム

アジアンタムの育て方

乾燥した環境では育成が難しく、高い湿度を維持しないとチリチリになって枯れてしまうことがあります。かといって常に水に浸るような環境も好まず、美しい姿を保つには管理が必要になります。半日陰の場所に置き、水はけ水もちのよい土に植えます。霧吹きで湿度を保ち乾燥させないようにします。葉が傷むのでエアコンの風が直接当たるような場所に置くのは避けましょう

管理:チリチリになった葉柄は元から切り取ります。観葉植物の中では寒さに強い方ですが、冬場に乾燥する地方は霧吹きで湿度を保ちます
肥料:成長期に薄い液肥を与えるのみで十分です
冬越し:霜が降りる前に屋内に取り込みます。冬場も霧吹きは続けて湿度を保ちます
病害虫:屋外に置くとナメクジの被害に合います

 

 

アジアンタムのデータ

科名:ホウライシダ科 / イノモトソウ科
分類:常緑多年草
原産地:中・南アメリカ、東南アジア他原産
大きさ:背丈20~40cm 横幅20~30cm
主な見所:葉(周年)