バジル
バジルの特徴
パスタやトマト料理にかかせない、とても有名なハーブ。一般的によく出回っているのはスイートバジルですが、他にも様々な改良品種や別種があります。暖かい時期なら栽培も簡単で、利用頻度も多い家庭菜園向きのハーブといえます。葉は柔らかく、特徴的な葉脈が目立つ緑色。ハーブとしての利用はこの葉が主になります。ソースにするか、乾燥して使うほか、味がマイルドなので生食も可能です。夏以降に咲く白花はあまり美しくなく観賞価値は低いです。株は直立するように伸びますが、苗のころから摘心することでこんもり育ちます。本来は多年草ですが、タネから育てるのが容易なうえ、寒さに弱いので日本では一年草扱いされます
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む 広い幅で育つが、日陰には向かない
水やり:やや多め
育成環境:やや湿った環境を好む
寒さ:弱い
季節・開花時期:初夏~秋
主な品種:ダークオパールバジル、アフリカンブルーバジル
バジルの育て方
日当たりのよい場所から半日陰で育ちます。夏の西日は苦手なので遮光したいです。水はけと水もちのよい肥沃な土の場所を好みます。乾燥にはあまり強くないので注意。ある程度の環境を与えてあげれば。害虫被害以外で栽培上困ることは少ないです。収穫目的ならば、花穂が出てきたら早めに切り戻して花を咲かせないようにします。花を咲かせると品質が劣化しやすいです
管理:タネから育てる場合は本葉が6枚程度になったら摘心して枝数を増やします。苗で購入した場合も、枝数が少なければ摘心しましょう
肥料:緩効性肥料を初夏と夏に控えめに与えます
収穫 :生育期間中は随時収穫できます。生の場合は洗ってそのまま使えます。使いきれず乾燥させる場合は電子レンジを使う方法で簡単に保存が可能です。「バジル、乾燥、電子レンジ」で検索すれば多数の紹介サイトが見つかります
病害虫:害虫がよく発生します。特に苗のころのナメクジの被害には要注意。全滅することも多いです。大きくなるとイモムシ類の発生もみられます
タネから:十分に暖かくなってからタネをまきます。発芽率は良好で、育苗も楽です。ピートバン等にばらまきします。苗のころはナメクジに食べられないように、苗床を高い場所に置くなどの備えが必要です
バジルのデータ
別名:スイートバジル、バジリコ
科名:シソ科
分類:常緑多年草(春まき一年草扱い)
原産地:南アジア~東南アジア、アフリカ
大きさ:背丈25~60cm 横幅15cm~40cm
主な見所:葉(初夏~秋)