サルココッカ

サルココッカの特徴

サルココッカにはコンフサとフミリスが出回っていますが、少し姿や実の色が違うのみで性質はほとんど変わりません。丈夫な性質で日陰や病害虫に強いため人気のある低木です。主に地被用途に使われます。樹形は株立ち状になり、あまり背が高くなりません。春に咲く芳香のある小さな白花と秋に赤紫や黒実はをつけますが、普段はツヤのある葉を主に楽しみます。葉は先の尖った楕円形で濃緑、やや厚みがあって強い光沢をはなちます。とても使い勝手のよい樹木で、ビルの陰になる植え込みなど実用的な緑化にもよく用いられています

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:半日陰を好む 日陰でも育ちます
水やり:やや多め
育成環境:乾燥に少し弱い
寒さ:強い
季節・開花時期:3~4月
主な品種:コンフサ、フミリス
成長速度:やや遅い 樹高が低いため、より遅く感じます
移植:春・初夏・秋 移植はやや容易です

 

サルココッカの育て方

半日陰から日陰の場所に植えます。耐陰性が強いのでかなり暗い場所でも育ちます。土壌は肥よくで水はけ水もちのよい、あまり乾燥しない場所が適地です。丈夫で、ある程度の条件を与えてあげれば枯らすようなことは少ないでしょう

管理:成長がやや遅く管理の手間は少ないです。普段は徒長枝を切る程度
剪定:初夏・秋 放任でも樹形はまとまりますが、萌芽力があるので刈り込みもできます。樹高を維持したい場合は新芽が固まる6月ごろか秋に刈り込みます。徒長枝を切る程度ならいつでも構いません
肥料:土が肥沃なら与えなくても構いません。やせ地なら初春に遅効性肥料を与えます
病害虫:ほとんど発生しません

 

 

サルココッカのデータ

科名:ツゲ科
分類:常緑低木
原産地:東アジア
大きさ:背丈40~80cm 横幅50~100cm  葉4~7cm前後(互生)
主な見所:花(3~4月)、葉(周年)、香り(花)