ガーデン用品屋さんの花図鑑 クサソテツ

クサソテツ

クサソテツの特徴

大きな羽状の葉を優雅に広げるシダ植物。ソテツの羽状葉を柔らかくしたような形をしています。自然では日なた~半日陰の湿り気のある場所に群生しているのがよく見られます。日当たりの悪い環境にも耐え、姿も美しいので庭園や坪庭によく植栽されています。ただ乾燥にとても弱く、暑さにもやや弱いです。新芽は美しい鮮緑色。夏以降はやや濃い緑色になります

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:半日陰を好む
水やり:適量
育成環境:乾燥は大の苦手ですが、水の滞留も嫌う
寒さ:強い
季節:春~晩秋

 

クサソテツの育て方

半日陰で水はけのよい、肥沃なやや湿った場所が好みです。木漏れ日の当たるぐらいの環境が最適で、完全な日影でも育ちますが葉色がやや悪くなります。また、乾燥に弱いですが乾燥させなければ日当たりのよい場所に置いても耐えます。春の芽出しがやや遅いので、枯れたと思ってすぐ抜き取らないで様子を見ましょう

管理:水切れに注意します。枯れた葉は、根元から切り取ります
肥料:用土が肥沃なら肥料は特に必要としません
病害虫:ほとんど発生しません

 

 

クサソテツのデータ

科名:コウヤワラビ科(分類には諸説あり)
分類:夏緑性多年草
原産地:日本・北半球の温帯地方
大きさ:背丈40~80cm 横幅60~150cm
主な見所:葉(春~晩秋)