ガーデン用品屋さんの花図鑑 アサガオ

アサガオ

アサガオの特徴

古くから親しまれている日本になじみの深い花です。よく出回るアサガオとセイヨウアサガオの他に、マルバアサガオやノアサガオ、またこれらの交配種もあります。夏から咲くアサガオの花は朝方に開き昼には見ごろを過ぎてしまいますが、別種のセイヨウアサガオは昼ごろまで咲き、花期は遅めで長く咲きます。花色や花の形の種類が多く、花色は赤から青まで揃い、花形は巨大輪、白覆輪、桔梗、曜白咲きなどがあります。葉はアサガオには細い毛が生えていますが、セイヨウアサガオにはほとんど毛が生えません。よく見かけるアンドン仕立てだけでなく、つる性の性質を積極的に利用すると面白い効果をあげることができます。大輪種を中心に苗の流通も増えてきています。熱帯原産で暑さに強く真夏にもよく開花します

育てやすさ:★★簡単 丈夫な花です
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:水はけの良い土を好みますが、乾燥にも弱いところがあります
寒さ:弱い
季節・開花時期:7~11月 ※アサガオは7~9月、セイヨウアサガオは9~11月が最盛期

 

アサガオの育て方

日当たりと水はけのよい場所に植えます。この2つが確保できれば丈夫に育ちます。過湿に弱いのですが、水切れにも弱いので、鉢植えの場合は乾かせ過ぎないようにします。その点、地植えにすれば楽に育ち、花もよく咲きます

管理:枝が伸び始めたら早めに誘引して形を整えます。本葉が6~10枚程度になったら摘心し、その後も伸びすぎたら摘心して伸びを抑えていきます。摘心した方が花つきもあがります。一般種はタネをつけやすいので花がらを摘み取ります
肥料:肥料食いがよいです。肥料は本葉が出たら緩効性肥料を与え、暑くなって成長が盛んになってきたら液肥も併用します
病害虫:病気は過湿のよる立ち枯れに注意します。害虫はエビガラスズメなどのスズメガ類のイモムシに注意。たまにバッタやカメムシ類が発生することがあります
タネから:

やや遅まき(4月中旬以降)にします。箱まきやポットまき、直まきもできます。タネは一晩水に浸けて膨らんだものをまきますが、最近お店で出回るタネはそのような処理が不要なものも多いので、タネ袋の説明書きをよく確認しましょう

 

アサガオのデータ

科名:ヒルガオ科
分類:春~初夏まき一年草、常緑多年草
原産地:熱帯アジア
大きさ:背丈30~300cm以上 横幅25~200cm以上(つる性)
主な見所:花(7~11月)※アサガオは7~9月、セイヨウアサガオは9~11月が最盛期