オリーブ
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オリーブの特徴
イタリア料理にかかせないオリーブ油をとるために栽培されますが、南欧を連想させるイメージと、葉裏の灰白色が目立つ軽めの樹姿で洋風ガーデンでも人気です。葉の表は深緑色でやや細長い楕円~へら形になります。初夏に咲くクリーム色の花は目立たず観賞価値はあまりないです。実は最初緑色で赤から黒に変化します。大きくすると10m以上になる高木ですが、樹形は自然と楕円形に整い、剪定すれば大きさの維持も難しくはありません。全体的に葉のつき方や枝振りが硬い印象です。自家結実性が弱く、他品種を2本以上植えないと実をなかなかつけてくれません
育てやすさ:★★簡単 害虫に注意
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:湿った環境は苦手
寒さ:強い 南関東以南であれば寒風を避ける程度で冬を越します
季節:10~11月(実)
成長速度:普通 管理しやすいです
移植:春・秋 ポット苗なら問題ありませんが、大株の移植は難しいです
オリーブの育て方
南の乾燥した地方に産するので暑さにやや強いのですが、過湿には弱い性質をもっています。日当たりと水はけのよい肥沃な場所が適地です。高温多湿に弱いので、特に水はけについては配慮が必要です。高植えにするのも有効です。風当たりが悪いとカイガラムシを誘発します
管理:自然樹形を楽しみますが、邪魔な枝は切り取ります
肥料:早春に寒肥を適切与えます。ガーデン用に使う分には実の収穫は考えないので多肥の必要はありません。実の収穫を考えるならさらに春、花後、秋に緩効性肥料を追肥します
剪定:春・秋 自然に樹形は整いますが強剪定にも耐えます。小さく維持したいなら春に強く剪定します。秋は整枝程度にとどめます
病害虫:通風が悪いとカイガラムシが発生します。まれにオリーブアナアキゾウムシ、ハマキムシ、大きめのイモムシが発生します。オリーブアナアキゾウムシは樹幹に入り込んで食害するのでかなり厄介な虫です。幹が太い大株の場合は樹幹にスミチオンなどを春~夏に一ヶ月に一度程度撒きます
オリーブのデータ
科名:モクセイ科
分類:常緑高木
原産地:西アジア~地中海沿岸
大きさ:背丈1.5~4.0m(15m) 横幅1.2~3.0m 葉5~8cm前後(対生)
主な見所:葉(周年)、実(10~11月)