フラックス
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フラックスの特徴
すらりと茎を伸ばして、小さなブルーや白の花をたくさん咲かせます。園芸では一年草のフラックスと多年草のペレニアルフラックスが主に育てられています。一年草のフラックスは別名のアマ(亜麻)の名のとおり、リネンやハーブとしても用いられます。花はひとつひとつは小さいですが、整った姿で花色も美しいです。花びらが散りやすく儚げな印象。葉は細長く、茎はまっすぐ上まで伸び頂部で房状に花を咲かせます。ペレニアルフラックスは宿根アマとも呼ばれるように多年草で、花期は4~5月。花がやや大きめ(3~4cm)で、白花もあります。葉は細長く茎に密につき、株は基部から分枝します。どちらも頼りなげな姿ですが、荒地でも育ちとても丈夫です。フラックスは苗でほとんど出回らないのでタネから育てます。移植は好みません。ペレニアルフラックスも基本はタネから育てますが、苗でも出回ります
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物 適地なら放任で育つ
日光:日向を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:やや乾燥した環境を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:6~8月 ※タネまきの時期によって変化する
フラックスの育て方
日当たりと水はけのよい場所なら放任でも育ちます。土は肥沃な用土を好みます。フラックスは春まきが一般的です。暑さに少し弱いので暖地では他の花よりもやや早めに蒔きます。移植を好まないので必ず直まきします。育苗はかなり楽な部類に入ります。ペレニアルフラックスは高温多湿にやや弱いですが、水はけと風通しをよくすれば夏越しの成功率は高いです。それ以外の時期はほぼ放任でも育つほど丈夫です
管理:基本的に放任で育てます。過保護にしないことがポイント
肥料:やせ地の場合は春に緩効性肥料を与えます。多肥の必要はありません
病害虫:ほとんど発生しません
タネから:フラックスの苗。直まきで十分です。タネをばら撒いた後に軽く土をかけます。条件を満たせば発芽率もよく育苗も簡単です。タネは密に蒔いたほうがお互いを支えるので倒れなくてすみます。間引きは株同士が10~15cm程度空いていれば十分です
フラックスのデータ
別名:アマ、ブルーアース、リナム、ペレニアルフラックス、宿根アマ
科名:アマ科
分類:春・秋まき一年草・多年草
原産地:中央アジア他
大きさ:背丈60~120cm 横幅20~80cm
主な見所:花(6~8月)※タネまきの時期によって変化します