ガーデン用品屋さんの花図鑑 クリスマスローズ

クリスマスローズ

クリスマスローズの特徴

クリスマスローズと呼ばれるものはいくつかありますが、一般的に販売されているのは早春から春咲きで花色豊富な無茎系の交配種です。冬から早春咲きで白花のニゲル系もよく見かけます。交配品種に比べると全体的に小型です。ほかにも原種系や原種とニゲルとの交雑種が出回りますがそれほどポピュラーではありません
うつむき加減の花を冬のまだ寒いころから咲かせます。よく目立つ部分は苞なので花期が長いのも特徴のひとつです。寒い中でも常緑を保つ濃緑の葉は手のひらを広げたように裂けており、株元から四方に広げます。葉の高さと同じくらい花茎を伸ばしますが、原種系の中には草丈が50cm以上の高さになる種もあります。清楚な印象と丈夫さからシェードガーデンの定番の花になりました

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:半日陰を好む 日向でも育ちますが夏は遮光した方がよい
水やり:適量
育成環境:乾燥は苦手
寒さ:強い
季節・開花時期:2~4月(無茎系の交配種)、1~3月(ニゲル系)

 

クリスマスローズの育て方

とても丈夫な花で初心者でも育てやすいです。半日陰を好みますが、日向からやや暗い場所まで適応します。ただ、あまりに暗い場所だとだらしくなく葉柄が伸びてしまいます。肥沃で水はけのよい適湿からやや湿潤の土を好み、乾燥は苦手です。葉が大きく、横に広がりやすいので株間は考慮します

管理:花が上がってくる1月頃に古くなった葉を整理します。花後にも傷んだ古い葉があれば切り取っておきましょう。苞は長く持ちますが、緑色に変化しだしたら株元から切り取ります。株が込みだしたら3月頃に株分けします(まだ残っている花芽は切ってしまいます)
肥料:秋と春に緩効性肥料を控えめに与えます
病害虫:葉が黒くなる病気が発生することがあります。他の葉に移るので早めに切り取ります

 

 

クリスマスローズのデータ

科名:キンポウゲ科
分類:常緑多年草
原産地:東ヨーロッパ・西アジア
大きさ:背丈20~30cm 横幅25~40cm(※無茎系の交配種)
背丈15~25cm 横幅15~30cm(※ニゲル系)
主な見所:花(2~4月)(※無茎系の交配種)
花(1~3月)(※ニゲル系)