アセビ
アセビの特徴
日本にも自生のある低木で、漢字で馬酔木とあてるように有毒植物として知られています。花は小型のつぼ型で花つきがよいです。花色は白がポピュラーですが、品種によってはピンクや赤紫もあり、ピンク花はアケボノアセビと呼ばれています。葉は濃緑で鈍くツヤがあり、倒披針形で細かい鋸歯があります。株は株立ち状にこんもりして自然とまとまります。半日陰でもよく花が咲くので、坪庭や中高木の根じめによく用いられています
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:半日陰~日陰を好む
水やり:適量
育成環境:乾湿広い幅で耐えます
寒さ:強い
季節・開花時期:3~4月
主な品種:アケボノアセビ
成長速度:遅い 成長が遅いので管理はしやすいです
移植:春・秋・梅雨 移植は容易です。常緑のツツジ類に準じます
アセビの育て方
半日陰の肥沃な土の場所を好みます。花つきは落ちますが日陰でも育ちます。強い乾燥にさえ気をつければ日当たりのよい場所にも耐えますが、西日はなるべく当たらないようにします。粘土質の土壌は苦手で酸性の用土を好むので、植える前にピートモスや腐葉土をよく混ぜ込みましょう。根付けば乾燥しやすかったり湿りやすい土壌でも育ちます
管理:成長は早くないので管理の手間は少ないです。花がらを摘み取ると株の勢いが保てるので、苗~若木のときは行うとよいでしょう
剪定:花後・9月 成長が遅いので毎年剪定する必要はありません。刈り込みには強いですが自然樹形を楽しみます。花後や秋に整枝する程度に止めます
肥料:冬に遅効性肥料を控えめに与えます。多肥は好みません
病害虫:ツツジグンバイやハマキムシが発生しますが、常緑ツツジ類に比べると発生率は少ないようです
アセビのデータ
別名:アシビ
科名:ツツジ科
分類:常緑低木
原産地:日本
大きさ:背丈1.0~1.5m(3m) 横幅0.6~1.5m 葉3~8cm前後(互生)
主な見所:花(3~4月)、新芽(春)