ダイモンジソウ
ダイモンジソウの特徴
花の形が大の字に似た素朴な姿の山野草。まとまりやすい草姿と丈夫な性質、花の少ない秋に咲くことから山野草の中でも人気があります。花は品種や株の状態によりはっきりした大の字の形にならないこともあります。ユキノシタ科らしい丸くて縁にギザギザがある葉で、緩く鋸歯があります。自生地では滝のそばなど水の当たるような岩場で育ち、乾燥した環境は大の苦手です
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物ですが水切れと根ぐされに注意
日光:半日陰を好む 少し明るめの半日陰だと最高
水やり:やや多め
育成環境:ちょっと湿った環境を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:9~11月
ダイモンジソウの育て方
小さな姿ですが比較的丈夫な花。涼しい時期の秋から春まではよく日に当て、夏は遮光します。暗めの半日陰に置いても花を咲かせますが、思ったような花つきにならないことも多いです。土質は水はけ、水もちともに良い用土が好みです。鹿沼土を主体につくるとよいでしょう。乾燥が苦手で鉢植えの場合は水切れに特に注意します。一方で、水はけが悪いことによる根腐れにも注意が必要です。空中湿度が高い環境が好みなので時々霧吹きで株全体に水をかけるのも良いでしょう
管理:花が終わったら元から切り取ります。枯れた葉も随時切り取ります。毎年株が更新して育つので植え替えや株分けの際に枯れた部分を取り去ります。そのため鉢植えの場合はなるべく毎年~隔年で植え替えましょう。適期は春です。植え替えないときは枯れている葉を取り去ります
肥料:春と秋に緩効性肥料を与えます
病害虫:ごくたまにイモムシに葉を食われることがあります。枯れた葉を放っておくと灰色カビ病の原因になります
ダイモンジソウのデータ
科名:ユキノシタ科
分類:常緑多年草
原産地:日本
大きさ:背丈10~25cm 横幅15~20cm
主な見所:花(9~11月)