コムラサキ(ムラサキシキブ)
コムラサキ(ムラサキシキブ)の特徴
紫色の美しい実をつけます。まるで小さなガム菓子のような形容しがたい不思議な色合いです。樹木の実の中では特異な色であることと、実つきも良好なことから庭木としてよく植栽されています。花は初夏に薄紫花を小さなかたまり状に咲かせます。先端だけでなく節にも花芽がつき、それが実つきのよさにつながっています。葉は緑で柔らかい印象ですが、日当たりのよい場所にある葉は硬めな感じになります。株が大きくなると枝垂れします。実際に植えられているのはムラサキシキブではなく小型のコムラサキが多いです。コムラサキの方が実つきが良く家庭園芸に向いています
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む 日当たりがよい方が実がよく付きますが半日陰でも育ちます
水やり:やや多め
育成環境:乾燥にやや弱い
寒さ:強い
季節・開花時期:7~8月(花)、10~1月(実)
成長速度:やや早い 大きくなっても樹高は高くないので管理はしやすいです
移植:落葉期・梅雨 移植は容易です
コムラサキ(ムラサキシキブ)の育て方
とても丈夫な花木です。日向から半日陰を好み、半日陰でも十分な実つきを期待できます。ただしさらに暗い場所では育つには育ちますが、花つきが悪くなり枝も徒長しやすいです。肥沃でやや湿った土壌を好みます。乾燥は苦手でひどい場合には落葉します。特に鉢植えは水切れに注意します
管理:普段は放任でかまいません
剪定:落葉期 基本的に自然樹形を楽しみますが、混み枝があれば落葉期に整理します。徒長枝はいつでも切り戻し可能です
肥料:肥沃な土なら特に必要ありませんが、やせ地なら寒肥を施します
病害虫:ときどきケムシが発生します。意外と発生率は高い印象。カイガラムシにも注意
コムラサキ(ムラサキシキブ)のデータ
科名:シソ科
分類:落葉低木
原産地:日本・東アジア
大きさ:背丈0.5~2m(4m) 横幅0.5~1.5m(3.5m)
葉:ムラサキシキブ:6~12cm(対生)、コムラサキ:3~8cm(対生)
主な見所:花(7~8月)、実(10~1月)