カーネーション
カーネーションの特徴
古くから改良されてきた園芸品種で、様々な花色や咲き方があります。「母の日」に真っ赤なカーネーションの切花を送る習慣がありますが、高温多湿に気をつければガーデニングでも活躍できます。花は八重咲きが普通で、千重咲きぽいものなどいくつか咲き方があります。花色も豊富にそろいます。葉はナデシコ科とすぐわかる細長い緑葉で、やや灰白色がかって見えます。株は矮性品種から切花用の高性品種まで幅があります。鉢植えでもよく販売されていますが、矮化剤の影響で詰まって育っているケースが多いです。矮性種でなければ次年度には背が高くなります
育てやすさ:★★★やや難しい 涼しい時期は丈夫に育ちますが、夏越しはやや難しい
日光:日向~半日陰を好む 日当たりのよい場所を好みますが、夏は遮光した方がよい
水やり:適量
育成環境:水はけのよい土を好み、過湿は嫌います
寒さ:強い
季節・開花時期:5~6月 ※四季咲き品種もあります
カーネーションの育て方
涼しい時期は日当たりのよい場所を好みますが、夏の直射光は暑すぎるので遮光します。南関東以西の暖地では日陰の風通しのよい場所で乗り切ります。この期間はほとんど成長しません。やや乾燥した水はけのよい土を好みます。酸性土壌が苦手なのであらかじめ中和しておきます。湿気の多い環境が苦手なので、なるべく雨に当てないことが成功の秘訣です
管理:終わった花は切り取ります
肥料:春と秋に緩効性肥料を与えます
病害虫:ジメジメした場所では株が腐りやすいです。害虫はアザミウマや各種イモムシ、ナミハダニなどに気をつけます
タネから:発芽、育苗は普通の難易度。暖地では秋まきで、涼しくなってからまきます
カーネーションのデータ
科名:ナデシコ科
分類:常緑多年草、一年草扱い
原産地:園芸品種
大きさ:背丈30~120cm 横幅20~40cm
主な見所:花(5~6月)※四季咲き品種もあります