ガーデン用品屋さんの花図鑑 ルピナス

ルピナス

ルピナスの特徴

よく見かけるラッセル種は交配種で高性の多年草。花色が豊富で豪華な花穂がよく目立ちます。葉も大きめで花茎も太く立派です。テキセンシスは一年草で、背丈は低く花も小さいですが、花や葉の形はラッセル種とよく似ています。こちらは寄せ植えに使いやすい大きさなので春に花つき苗が出回るようになりました。またラッセル種にも寄せ植えや花壇に使いやすい矮性品種があります。暑さに弱く、寒さに強いため多年草のラッセル種も暖地では一年草扱いするのが一般的です

育てやすさ:★★★やや難しい 慣れてからチャレンジ
日光:日向を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:湿気のある環境は苦手
寒さ:強い
季節・開花時期:4~6月

ルピナスの育て方

日当たりと水はけのよい場所が適地です。移植を嫌うのでタネから育てるのが基本ですが、土を崩さないように慎重に植えれば花芽つき苗でも育てられます。酸性土を嫌いますから前もって苦土石灰などで中和しておきます。高温や過湿に弱いので関東以西の暖地ではラッセル種は一年草扱いにします。一年草のテキセンシスは、ラッセル種と比べると比較的丈夫ですが、それでも初夏以降の管理は難しいです。どちらもタネから育てる場合はなるべく直まきにします

管理:タネをつけさせると弱るので、終わりかけた花茎は切り取ります。水やりは控えめにして土が乾いたら与えるようにします。ラッセル種は株が充実していれば、枯れた花茎を切り取ると二番花が上がってきます
肥料:多肥を嫌うので、リン酸分の多い元肥だけで十分です
病害虫:あまり発生しませんが、アブラムシに注意
タネから:

移植を嫌うので直まきします。覆土は1センチ程度の厚めにします。発芽率は普通、育苗もそれほど難しくありません。発芽までにやや時間がかかります

ルピナスのデータ

別名:ノボリフジ
科名:マメ科
分類:常緑多年草・秋まき一年草~二年草
原産地:北アメリカ
大きさ:背丈40~150cm(ラッセル種)、20~30cm(テキセンシス) 横幅25~50cm
主な見所:花(4~6月)