ムクゲ

ムクゲの特徴

いかにも花といった整った花の形が魅力的です。花は一日花で、花がらは自然と落ちるので、常に美しい花を見られます。花色は白を中心にピンクや青紫などがあります。花の形は一重と半八重、八重があります。葉は厚みが薄くひし形で、大きめの鋸歯があります。自然樹形は多数の枝が直線状に伸びる特徴的な扇形なり、慣れると遠目でも判別しやすいです。新梢咲きで春以降に伸びた枝に花芽をつけます。寒さに強いので関東以南では耐寒性に問題ありません。初夏から秋までと観賞期間がとても長く、花つきも良好です

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:7~10月
成長速度:早い 成長は早いですが最終樹高が低く、剪定も容易なので管理は楽です
移植:落葉期 移植は容易です

 

ムクゲの育て方

暑さ寒さに強くとても丈夫な花木で、害虫以外で困ることは少ないです。日当たりのよい場所では花つきが良くなりますが、半日程度の日当たりでも十分育ちます。土壌は特に選ばず、湿潤や乾燥した土壌でも比較的よく耐えます

管理:花がら摘みを行うと株の勢いが保てますが、やらなくても構いません
剪定:落葉期 春以降に伸びる新梢に花芽がつくので、新芽が出る前なら思い切って刈り込みができます。刈り込んだ方がよく分枝して花つきが増します。枝が込み過ぎたら幹の基部から枝抜き剪定をして形を整えましょう
肥料:冬に遅効性の肥料を与えますが、花つきが良いようなら無理に与えなくて構いません
病害虫:新芽が出た頃はアブラムシに注意します。葉がハマキムシなどに食べられることが多いですが深刻な被害にはなりません。病気には強いです

 

 

ムクゲのデータ

科名:アオイ科
分類:落葉低木
原産地:東アジア
大きさ:背丈2.0~4.0m(5m) 横幅1.0~2.5m(3m) 葉10~15cm前後(互生)
主な見所:花(7~10月)