ガーデン用品屋さんの花図鑑 マンリョウ

マンリョウ

マンリョウの特徴

坪庭にもよく植栽されているように、日陰でも実をつける耐陰性と丈夫さと適度な大きさが魅力です。冬になると深緑の葉に赤い実が目立ちますが、センリョウとは異なり葉の下に実をつけます。7月頃咲く白い花は目立ちません。葉は濃緑で枝先に固まってつき、葉縁は特徴的な波のような尖らない形です。背丈は大人の腰付近ぐらいで止まります。改良品種に斑入り葉や白実、大きな実の品種もよく見かけます。こぼれダネでも簡単に増え、いつのまに育って大きくなっていることもしばしばです

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:半日陰~日陰を好む
水やり:やや多め
育成環境:乾燥に弱い
寒さ:強い
季節・結実時期:11月~鳥などに食べられるまで
成長速度:遅い 大きくなるまで時間が必要です
移植:春・梅雨・秋 大株の移植はやや難しく、太い根を傷つけないようにします

マンリョウの育て方

かなりの悪条件化でも育つ強健な植物です。半日陰から日陰のやや湿った肥沃な土の場所を好みますが、生育条件は広い幅があります。ただ、やせた乾燥しやすい土の場所には向きません

管理:成長が遅いので基本的に剪定する必要はないです。枝が伸びすぎた場合は切り戻しますが樹姿が乱れることもあります。やや下の方で切るのがコツです
剪定:春 伸び過ぎたら春に切りますが普段は剪定する必要はありません
肥料:土が肥沃なら肥料はいりません
病害虫:特に気になるものはありません

マンリョウのデータ

科名:ヤブコウジ科
分類:常緑低木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈20~120cm 横幅15~80cm 葉7~10cm前後(互生)
主な見所:実(11~?月)※鳥などに食べられるまで観賞できます