ガーデン用品屋さんの花図鑑 ゼフィランサス

ゼフィランサス

ゼフィランサスの特徴

ゼフィランサスにはいくつか種類がありますが白花のタマスダレ(カンディタ)が一般的です。ピンク(サフランモドキ:カリナータ)や赤紫(ロゼア)などもあります。黄色の花(シトリナ)もありますがあまり流通していません。花は少しツヤがあって整った形をしています。いずれも性質は丈夫ですが、タマスダレは特に丈夫で植え込みの境裁などによく見かけます
タマスダレの葉は線状でツンツンした感じですが、他の種はやや幅があり柔らかめです。タマスダレの葉はだらしなく伸びないうえ、冬も常緑なので、花のない時期も観賞価値があります。レインリリーと呼ばれるようにある程度乾燥した時期が続いた後、雨が降ると花を咲かせる性質があります。栽培しているとこの性質がよくわかります

育てやすさ:★★簡単 品種によりますが比較的丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:やや強い 品種により異なります
季節・開花時期:6~10月 品種により前後します

ゼフィランサスの育て方

球根は春から初夏の間ならいつ植えても大丈夫です。植え付けは球根一個分くらいの深さの浅植えにします。最初から豪華さを出したいなら2cm間隔ぐらいの密植にします。日当たりと水はけの良い場所が適地ですが、ある程度条件が悪くても育ちます。半日陰でも花は咲きますが、湿潤地には弱いので植栽場所の水はけを改善しておきましょう。ずっと湿らせていると花が咲きにくくなります

管理:花がらは摘み取ります。寒冷地では晩秋に葉が黄色くなり始めたら掘り上げます。3年程度は放任でかまいませんが株が増えすぎたら春に分球します
肥料:春と秋に緩効性肥料をしっかり施します
病害虫:ほとんど発生しません

ゼフィランサスのデータ

科名:ヒガンバナ科
分類:春植え球根(常緑多年草扱い)
原産地:中央~南アメリカ
大きさ:背丈15~30cm 横幅15~35cm
主な見所:花(6~10月)※品種により前後します