クスノキ
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クスノキの特徴
とても大きくなることで知られる暖地性の常緑高木。幹の周囲が10mを超えるような巨木も存在します。公園や公共緑地、寺社、企業や大型マンションの緑化などで植栽されることが多く、都市部の一般住宅の庭木としてはほとんど見かけることはありません。初夏に咲く黄白色の花や、秋に熟する黒い実は地味で観賞価値は少ないですが、新緑の色の変化と、常緑樹にしては明るめな葉色が見所です。一枚の葉の寿命は約1年で、新芽が出る初夏にかなりの量の落葉が見られます。葉は楕円形で、特徴的な三行脈と呼ばれる葉脈があり、三行脈の分岐点にできるダニ室も重要な同定ポイント。幹は若いうちは緑色で、徐々に褐色に変わります。各部に樟脳の香りがあり、ちぎったり傷つけたりすると強く香ります。成長は早く、放任すると非常に大きくなります
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む 小さなうちは半日陰でも育ちます
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:寒さには強いですが、南関東地方以西推奨
季節・開花時期:新緑(4~5月)
成長速度:早い 成長は非常に早いです
移植:初夏~梅雨・秋 移植はやや難しいです
クスノキの育て方
日当たりと水はけのよい場所を好みます。幼木のうちは半日影でも育ちます。土壌はそれほどこだわりませんが、水はけのよい、やや乾燥気味の土を好みます。クスノキ栽培で問題になるのは大きさの維持の方で、条件がまずますなら育てることは難しくありません
管理:普段はすることはありません。放任すると大きくなりすぎるので毎年剪定します
剪定:芽だし前・初夏~晩秋 新梢が柔らかい時期以外はいつでも剪定可能ですが、一番の適期は芽だし前の3月。剪定に強い樹なので強剪定できます。花を楽しむわけではないので樹形重視で切って構いません。余裕があれば枝の間引き剪定も行います
肥料:普通に育っているようなら無理に与えなくて構いません。やせ地でも育ちます
病害虫:新芽につくハマキムシ程度で、ほとんど発生しません。クスノキが優れている点です
クスノキのデータ
別名:クス
科名:クスノキ科
分類:常緑高木
原産地:日本、東アジア~東南アジア
大きさ:背丈3~10m(20m以上) 横幅2~10m(20m以上) 葉6~10cm前後(互生)
主な見所:葉・樹形(周年)、新緑(4~5月)