ガーデン用品屋さんの花図鑑 カルーナ

カルーナ

カルーナの特徴

一属一種で、北ヨーロッパなど冬の寒さが厳しく夏に涼しい気候を中心に分布・帰化しています。暖地では初冬に安価で苗が出回るため寄せ植えの素材として用いられることが多いです。花はヨーロッパ原産のエリカによく似ており、茎に連なるように咲きます。花弁に見えるのは苞です。花色はピンク~白が主です。花期が長く、寒冷地では夏咲きですが暖地では晩秋~冬にも咲きます。葉は多肉質ですが小さく繊細な印象。鮮緑色が綺麗ですが、品種によっては赤や黄色になるものもあります。株は背はあまり高くならず横に広がるように伸びます。寒さには非常に強いのですが夏の高温多湿に弱く、暖地の夏越しは難しい部類に入ります

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物 夏越しがポイントになり、一年草扱いにするなら易しい
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:適湿を好むが、夏はやや乾いた環境を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:5~8月・11~2月

 

カルーナの育て方

日当たりと水はけのよい場所で育てます。土質は酸性土壌を好みます。条件に合わないならピートモスなどで調整しましょう。乾燥に強いのですが、カラカラの乾燥は嫌うので鉢植えは水切れに注意します。初冬~春までは楽に育てられますが暖地では夏越しが難しいです。乾燥気味にして雨や直射日光の当たらない涼しい場所で乗り切ります。それでも枯らしてしまうことも多く、暖地では一年草扱いする場合もあります

管理:水やりはメリハリを利かせます。花がらは無理に取らなくてもよいです
肥料:春と秋に緩効性肥料を控えめに与えます
病害虫:ほとんど発生しません。夏に葉色が悪くなってきたら要注意。涼しい場所に移動しましょう

 

 

カルーナのデータ

科名:ツツジ科
分類:常緑低木
原産地:ヨーロッパ・北アフリカ
大きさ:背丈20~60cm 横幅30~60cm
主な見所:花(5~8月・11~2月)