カナメモチ
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カナメモチの特徴
新芽は美しい赤に染まり生垣に人気があります。葉は光沢があり硬めな印象。葉縁に小さな鋭い鋸歯があります。新芽は紅色になり生長すると緑に変わります。花は初夏に白い房状の小さな花をつけ、晩秋には赤い実がなります。株は刈り込み仕立てになることが多く、自然樹形で見ることは少ないです。カナメモチと、それよりやや大型になるオオカナメモチ、その交雑種のレッドロビンがよく出回っています
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む
水やり:適量
育成環境:適湿を好むが乾燥にも比較的耐える
寒さ:強い ただし寒冷地には適さない
季節・開花時期:5~6月
成長速度:早い 成長は早いので毎年管理が必要です
移植:春・秋 直根性で移植はやや難しい。植え場所はしっかり考えましょう
カナメモチの育て方
日向から半日陰の肥沃で水はけのよい場所が適地です。日当たりのよい場所の方が新芽の赤い葉色が綺麗です。適湿が好みですが乾燥地・やせ地でもよく耐えます。植えつけ当初は古い葉が落ちることが多いので焦らないようにしましょう。基本的には丈夫な樹木ですが、伝染性のある斑点の出る病気に悩まされることもあります
管理:萌芽性が強く、遮蔽性を高めるためにも刈り込みを行います
剪定:5~6月(新芽が固まった頃)・秋の初め 成長が早いので年に2回の刈り込みが必要です。一気に切り詰めるより、軽めに回数を多くした方が綺麗にまとまります。何度も刈り込むと枝が増えすぎて病気を誘発するので、何年かに一度は枝数を少なくする剪定をしましょう。込みすぎた部分の枝を元から切り取ります
肥料:早春や刈り込み後に遅効性肥料を与えます。生長がよいようなら無理に与えなくても構いません
病害虫:害虫はアブラムシやハマキムシがたまに発生する程度。病気はうどんこ病と、斑点の出る褐斑病に注意。特に褐斑病はやっかいです。風通しをよくしてチッソ肥料を控えめにしましょう
カナメモチのデータ
別名:レッドロビン、ベニカナメ
科名:バラ科
分類:常緑小高木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈1.0~2.0m(10m) 横幅0.5~1.5m(5m)葉6~14cm前後(互生)
主な見所:葉(新芽)、花(5~6月)