ラベンダー
Contents
ラベンダーの特徴
大別すると香りが強く暑さに弱いイングリッシュラベンダー系と暑さに強いフレンチラベンダー系、交配種のラバンディン系、耐寒性も耐暑性もやや弱いレースラベンダーに分かれます。初夏から夏にかけて青紫の美しい野趣に富んだ花を咲かせるとともに、葉や花などに独特の甘い香りをもちます。花色は青紫以外にもピンクや白色もあります。葉には細かい毛が生えており灰緑色をしています。より白みの強いシルバーの葉色を楽しむ品種もあります。北海道やイギリスの庭に咲いているイメージから人気があります。しかし、高温多湿にとても弱いので、日本の暖地では栽培しづらいのが難点でした。そこで暑さに強い交雑・改良品種が出回るようになっています。とはいえ、多少は改善されたものの高温多湿が苦手なこと自体は変わりません
育てやすさ:★★★やや難しい 慣れてからチャレンジ
日光:日向~半日陰を好む
水やり:少なめ
育成環境:過湿は苦手
寒さ:強い
季節・開花時期:5~8月
ラベンダーの育て方
過湿を極端に嫌うので、砂やパーライトなどを混ぜた乾きやすい土に植えつけます。庭植えの場合はしっかり土壌改良した上で高植えにします。鉢植えの場合は梅雨に弱りやすいので、雨の当たらない場所に移動します。夏の暑さに弱いので、真夏は半日陰の涼しい場所に置き、それ以外の季節はしっかり日に当てます。フレンチラベンダーは比較的暑さに強く初心者向き。ラバンディン系は中級者向き。イングリッシュラベンダーやレースラベンダーは上級者向けです。またレースラベンダーは寒さに弱いので、霜が降りる地方では保護が必要になります
管理:花がらは摘み取ります。梅雨前に収穫もかねて刈り込みます。フレンチ系以外の品種が夏越しできるかはその年の気候による運しだいのところもあります
肥料:春と秋に緩効性肥料を少なめに与えます
病害虫:病害虫はほとんどなく、蒸れのほうが心配です
ラベンダーのデータ
科名:シソ科
分類:常緑低木
原産地:地中海沿岸原産
大きさ:背丈20~100cm 横幅20~120cm
主な見所:花(5~8月)※四季咲き種もあり、香り(全草)