ガーデン用品屋さんの花図鑑 ゲッケイジュ

ゲッケイジュ

ゲッケイジュの特徴

葉に芳香があり、古くからハーブとして用いられてきました。日本ではハーブ用途だけでなく地中海風の植栽に使われる庭木という印象も強いです。葉は濃緑の楕円形で、乾燥させた葉はローリエやベイリーフなどと呼ばれ、調味料としてパスタソースや煮込み料理によく使われています。花は淡黄色で目立たず、実も地味な黒色で観賞価値はあまりありません。自然樹形だと枝がよく伸びてかなりの高木になりますが、庭木としては刈り込んで円筒仕立てなどにし、中~低木状に整形させることが多いです

育てやすさ:★★簡単 丈夫な植物ですが、すす病が発生しやすい
日光:日向~半日陰を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:少し乾燥した環境を好む
寒さ:強いですが、地植えは南関東地方以西の暖地推奨
季節:4~5月
成長速度:やや早い 成長はやや早いです
移植:春・秋 移植はやや難しいです

 

ゲッケイジュの育て方

日当たりと水はけのよい場所を好みます。乾燥に耐えますがあまりにカラカラだと成長が悪くなります。適度な湿り気があった方が調子良いです。性質は強健で丈夫ですが、風通しなどの条件が悪いとすす病が発生しやすく、美観や葉の収穫という点で問題になりやすいです

管理:放任すると大きくなりすぎるので剪定します
剪定:芽だし前・初夏~晩秋 新梢が柔らかい時期以外はいつでも剪定可能です。剪定に強い樹なので強剪定できます。花を楽しむわけではないので樹形重視で切って構いません。枝が混むとすす病を誘発しやすいので枝の間引き剪定も行います
肥料:普通に育っているようなら無理に与えなくて構いません。やせ地でも育ちます
病害虫:カイガラムシなどの分泌物によるすす病が発生しやすいです。原因害虫を駆除します

 

 

ゲッケイジュのデータ

別名:ローレル
科名:クスノキ科
分類:常緑高木
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈1.2~3m(10m) 横幅0.5~2m(6m) 葉6~10cm前後(互生)
主な見所:葉・樹形(周年)、新緑(4~5月)