ヒメシャラ
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ヒメシャラの特徴
さっぱりした樹姿で、自然風の植栽やシンボルツリーにとても人気があります。初夏に小さな白花を咲かせます。ナツツバキに比べるとかなり小型ですが、楚々とした雰囲気で茶花に人気があります。幹は赤っぽくツルツルしています。葉は5~7cm程度と小さめで厚みは少ないです。数株を寄せ植えにして、株立ちに仕立てたものは成長が遅めで樹形を維持しやすいので狭い庭にも向いています
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物 乾燥には気を付ける
日光:日向~半日陰を好む 強い日差しは苦手で半日程度で充分
水やり:やや多め
育成環境:乾燥には弱いところがある
寒さ:強い
季節・開花時期:6~7月
ヒメシャラの育て方
半日程度の日照を好み、夏の西日は嫌います。土壌の条件も重要で肥沃な腐食質の多い土を好みます。弱点は水切れに弱いことで、乾燥する場所では夏に弱りやすくなります。乾きやすい土や逆の粘土質の土に植える場合は、土質を改善しなければ後々生育に影響してしまいます。有機質をすきこんで水はけと水もちをよくしておきますが、万全を期すなら土の入れ替えをします。夏の高温乾燥期にはマルチングを行うのも効果的です
管理:枝を整理したいときは落葉期に行います。徒長枝を切る程度ならいつでもよいです
剪定:落葉期 自然風に仕立てるため刈り込みはしません。不要枝を切り取る程度です。樹高が高くなり過ぎたら、新しい芯を定めてその上部を切り戻します
病害虫:基本的にあまり虫はつきません。ただツバキ科なだけにチャドクガが発生することもあります。単独で植栽している場合は、ツバキやサザンカに比べると発生頻度はかなり少なくなりますが気をつける必要はあります
ヒメシャラのデータ
科名:ツバキ科
分類:落葉高木
原産地:日本
大きさ:背丈2.0~4.0m(5~15m以上) 横幅2.0~3.0m(7m以上) 葉4~8cm前後
主な見所:花(6~7月)、樹形(周年)、樹皮(周年)