ガーデン用品屋さんの花図鑑 ビバーナム

ビバーナム

ビバーナムの特徴

ビバーナム(Viburnum)の種類は多岐にわたり、日本の山野にみられるガマズミ(V.dilatatum)やオオデマリ(V.plicatum)なども含まれますが、単にビバーナムと言った場合、ガーデニングではそれらを省いてティヌスやダヴィディー、カールセファーラム(香り大輪ガマズミ)などの外国産種を指すことが多いです。3種とも、とても丈夫な種類で、管理次第ではコンパクトにまとまり、特にティヌスやダヴィディーは日照不足にも強いので、都会の狭い庭や北側の庭にも植えられる花木です。実際、植木市場などではよく販売されています。しかし、よい和名や流通名が与えられておらず、それほど知名度はありません

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む 花つきは悪くなるが半日陰でも育つ
水やり:適量
育成環境:適湿を好むが、湿潤には比較的耐える
寒さ:強い 関東地方では屋外で冬越しする
季節・開花時期:4~5月

ビバーナムの育て方

日当たりの良い、肥沃で水はけのよい場所が適地ですが、ティヌスやダヴィディーは半日陰でもなんとか花を咲かせてくれます。ティヌスやダヴィディーが枯れてしまうような環境なら植栽は難しいかも…というくらい丈夫です。ただ、ハムシの害が出る場合は管理が難しくなるケースも有ります

管理:伸びすぎたら切り戻します
剪定:花後 花がら摘みも兼ねて花後すぐに剪定します
肥料:落葉期に遅効性肥料を与えます。肥沃な土ならあげなくても構いません
病害虫:他の病害虫には強いのですが、ハムシの害には要注意です

ビバーナムのデータ

科名:スイカズラ科
分類:常緑低木・落葉低木
原産地:東アジア、南ヨーロッパほか原産
大きさ:背丈60~300cm 横幅50~250cm
主な見所:花(4~5月)