ガーデン用品屋さんの花図鑑 ヒサカキ

ヒサカキ

ヒサカキの特徴

耐寒性が弱いサカキの代用として、寒冷地で枝葉を神事などに利用していますが、庭木として植栽されることもあります。葉はツヤのある楕円形で鋸歯があります。花は春に小さな黄白色の花をたくさん咲かせます。ガスに例えられる独特の臭気があるのが特徴です。実は秋に黒く熟し、枝にびっしりつけるため目立ちます。株は自然樹形だと枝が長く伸びます。比較的大きくなる樹ですが、庭木に使用する場合は刈り込んで低木として仕立てることが多いです

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向~日陰を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:適湿を好むが、乾燥にも比較的強い
寒さ:強い
季節・開花時期:周年

ヒサカキの育て方

とても丈夫で育てやすい樹木。幅広い条件で育ち、日当たりのよい場所から明るい日陰でも育ちます。土壌はあまりこだわりませんが、水はけのよい土を好みます。乾燥には比較的強いです

管理:枝が長く伸びて姿が乱れるので適期に剪定します
剪定:芽出し前・初夏・秋 整形する場合は刈り込みを行います。芽出し前の早春に刈り込めば花を少なくできます
肥料:冬に遅行性肥料を与えますが、普通に育っているようなら無理に与えなくて構いません
病害虫:あまり発生しませんが、カイガラムシが発生することがあります。また、特徴的な見た目のホタルガの幼虫が出ることがあります。幼虫には毒があるそうなので注意

ヒサカキのデータ

科名:ヒサカキ科
分類:常緑小高木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈0.5~1.5m(7m) 横幅0.4~1.5m(4m) 葉3~9cm前後(互生)
主な見所:葉・樹形(周年)