ガーデン用品屋さんの花図鑑 ハナショウブ

ハナショウブ

ハナショウブの特徴

ノハナショウブの園芸種で、大きくは江戸系・肥後系・伊勢系に分かれます。花色が豊富でピンク~紫、青、黄色、白まで揃います。花の形や咲き方も様々で、形は三映咲き・六映咲き・八重咲きに分かれ、さらに咲き方によって細分化されます。美しい花を咲かせますが花もちがとても短く、一週間もつかもたないかぐらいです。葉は細長く伸び主脈が目立ちます。濃い緑色で花との相性はとてもよいです。アヤメやカキツバタとよく似ていますが主に葉の形で見分けられます

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物 適地なら丈夫
日光:日向を好む 必ず日向で育てること
水やり:多め
育成環境:乾燥は苦手
寒さ:強い
季節・開花時期:5~6月

ハナショウブの育て方

日当たりと湿地を好みますが、乾きにくい土ならば畑地でも育ちます。綺麗に花が咲かないのは、乾燥よりも日照不足が失敗の原因になっている場合が多いです。植物園などでは開花期に株元まで水が浸っていますが、カキツバタやキショウブなどと異なり、ずっと株元まで水に浸っていると腐りやすくなります。栽培上は開花期だけにとどめ普段は土が湿っている程度にします。鉢植えの場合、初夏~夏の乾燥に弱いのでその時期は腰水栽培(抽水栽培ではない)した方が無難です

管理:花がらは摘み取ります。鉢植えの場合は毎年植え替えないと花つきが悪くなります。植え替えは花後に新芽を株分けして葉を半分程度切り戻してから行います
肥料:春と花後と秋に緩効性肥料を与えます
病害虫:これといったものは発生しません

ハナショウブのデータ

科名:アヤメ科
分類:夏緑性多年草
原産地:園芸品種
大きさ:背丈60~150cm 横幅30~80cm
主な見所:花(5~6月)