ハギ
ハギの特徴
暑さがやわらぐ初秋に風情のある花を咲かせます。ただ最盛期は初秋ですが夏にもパラパラと咲いています。花は蝶型の面白い形をしており、しだれる枝に控えめな感じで咲かせます。葉は縁にギザギザがない(全縁)の三枚複葉で種類や葉の大きさにより葉先が丸かったり尖ったりします。株は低木で、小さいうちはまるで多年草のように草っぽい印象を与えます。丈夫で育てやすいですが、まとまりづらく開花期も派手ではないので、整形された洋風の庭よりも和風や自然風の庭によく用いられます
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む 半日陰では花つきが落ちる
水やり:やや少なめ
育成環境:広い範囲に適応する。特に乾燥には強い
寒さ:強い
季節・開花時期:7~10月
ハギの育て方
とても丈夫な木です。日当たりのよい、やや乾燥した場所が適地ですが広い幅で耐えます。砂のような土でも育つほどやせ地や乾燥に強いので、斜面の土留めなど実用的な使い方もできるほどです。ただ日照不足だと花つきが悪くなり魅力は半減します。株分けで増やせますが、移植に弱いので新しい苗を求めたほうがよいかもしれません
管理:春に新芽が出て、ある程度伸びてきたら目立たないように緩く束のようにまとめると形がよくなります
剪定:落葉期、初夏 いずれの種も葉が枯れた落葉期に地際からバッサリ枝を切り取ります。春から伸びる新芽の先に花を咲かせるので、その後の剪定は形を整える程度とします。コンパクトに育てたければ初夏(5~6月)までは刈り込みが可能で、その後に剪定すると花が咲きにくくなります
肥料:早春に控えめに寒肥を与えますが、花がよく咲いているなら無理にあげなくても構いません。やせ地でも育ちます
病害虫:ほとんど発生しません
ハギのデータ
科名:マメ科
分類:落葉低木
原産地:日本・東アジア
大きさ:背丈1.0~2.0m(3m) 横幅1.2~2.5m(3.5m以上) 葉1~4cm(互生)
主な見所:花(7~10月)