ハイビスカス
ハイビスカスの特徴
ハイビスカス属の仲間は多岐にわたり、花が似た種類のものも数多くあります。ただ、園芸上ではブッソウゲなどを交配親にした一部の品種郡を指し、なかでもハワイアン系とオールド系、コーラル系の3系統がよく育てられています。原種がたくさんある上に、交配しやすく園芸品種はとても多いです。花色は赤や赤紫、ピンク、黄色、オレンジ、白など豊富にそろいます。花は一日花です。葉は濃い緑色で、矮化剤のためさらに濃い緑になっていることがあります。株は暖地以外では小さく仕立てられていますが自然状態では3m以上になります。夏の花のイメージがありますが、実際には亜熱帯の花なので真夏は開花が途切れがちです
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物 冬越しは室内で
日光:日向を好む 真夏は遮光した方がよい
水やり:適量
育成環境:適湿を好む。水切れさせるとつぼみが落ちる
寒さ:弱い 最低5℃は必要。屋外での冬越しは難しい
季節・開花時期:5~10月 ※真夏は開花が鈍る
ハイビスカスの育て方
真夏以外は日当たりのよい場所で育てますが、暑さが苦手なのでなるべく風通しのよい涼しい場所におきます。真夏は開花も途切れがちなので、鉢植えは水切れを防ぐためにも半日陰に移動した方がよいでしょう。特にハワイアン系は暑さに弱いので西日に当てないように置き場を調整します。土は肥沃で水はけのよい用土に植えます。開花期は水切れさせないようにします。冬、10℃程度の温度を保てない場合は落葉します
管理:矮化剤が効いている間はそれほど枝が伸びません。翌年は枝が伸びだすので形を整えるために剪定します。適期は生育期ならいつでもできます。新梢の枝先に花をつけるので、摘心して枝数を増やすと花が多くなります。終わった花びらは勝手に落ちますが花茎は切り取ります。根張りがよいので鉢植えの場合は1~2年ごとに植え替えます
肥料:緩効性肥料を十分与え、場合によっては液肥も併用します。肥料食いはよいです
病害虫:アブラムシが高確率で発生します。アオイ科なのでハマキムシも発生しやすいです。室内に置くとコナジラミもよく発生します
ハイビスカスのデータ
科名:アオイ科
分類:常緑低木
原産地:園芸品種
大きさ:背丈35~150cm 横幅25~120cm
主な見所:花(5~10月)※真夏は開花が鈍ります