ガーデン用品屋さんの花図鑑 ソヨゴ

ソヨゴ

ソヨゴの特徴

常緑樹としては軽めの樹形と小さめの葉から、雑木の庭に好んで使われる人気の樹木です。さらに赤い実も楽しめます。風に「そよぐ」ことからソヨゴと名がついたそうです。葉は全縁の小判型で、葉縁が波打ちます。初夏に長い柄の先に小さい白い花を咲かせ、その後に赤い実がつきます。樹皮はやや白っぽい灰色です。雌雄異株なので、実を楽しみたい場合は購入時に雌株かどうか確認が必要です

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む できるならば西日は避けてあげたい
水やり:やや多め
育成環境:ちょっと湿った環境を好み、乾燥は不得意です
寒さ:強い
季節・結実時期:11月~1月
主な品種:春風
成長速度:やや遅い 成長はやや遅い。特に幼木は遅いです
移植:3・6・9~10月 移植は容易ですが、寒い時期の移植はなるべく避けます

ソヨゴの育て方

西日の当たらない日当たりのよい場所が最適ですが、半日陰でも十分育ちます。日当たりのよい場所だと実つきが良くなり、特徴の葉の波うちも大きくなりますが、夏の西日に当たると弱りやすいです。半日陰だと実つきに劣り、葉の波うちも弱くなりますが、土壌の乾燥や葉焼けなどの心配が減ります。土質は選びませんが、やや肥沃な土が好みです。強い乾燥を嫌います。潮風に強いといわれていますが、普通の常緑樹より強い程度で過度な期待はできません

管理:完成されてない苗木の場合は、支柱等で樹形がよくなるように整えます
剪定:冬・梅雨ごろ 軽い感じの自然樹形が見所なので刈り込み剪定は避けたいです。梅雨ごろに徒長枝を切る程度にします。強く剪定したい場合は、新芽が出る前に大きく育ちすぎた枝を元から切り取ります。枝の途中から切ることはなるべく避けたいです
肥料:冬に寒肥を与えますが、肥沃な土なら特に与えなくても実をつけます
病害虫:病害虫には強い。これも人気がある理由の一つです。たまに新芽展開時にイモムシやハマキムシが発生することがあります

ソヨゴのデータ

科名:モチノキ科
分類:常緑高木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈1.5~3m(5~10m) 横幅1~2m(3~6m) 葉4~7cm前後(互生)
主な見所:葉(周年)、実(11月~1月)