ガーデン用品屋さんの花図鑑 セアノサス

セアノサス

セアノサスの特徴

葉が小さくブッシュ状になる品種‘パシフィックブルー’が一般的なので混乱しがちですが、種類がいくつかあり姿は違います。どの種も春から初夏にかけて美しい青紫やピンク等の花穂をつけます。ただ花穂の大きさは様々。葉も種類によって大きかったり小かったりと色々です。株も中木程度まで育つ種類と、ブッシュ状にしかならないものもあります。いずれの品種も乾燥を好むというポイントを抑えれば比較的丈夫ですが、ジメジメした環境に弱くいきなり枯れるという報告も多いようです。寒さにはやや弱いですが-5℃程度あれば冬越しします

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫ですが湿気に注意
日光:日向を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:やや乾燥した土を好む
寒さ:強い 寒さの厳しい地方では保護の必要あり
季節・開花時期:4~6月
成長速度:やや早い 成長はやや早いです
移植:春・花後・初秋 寒い時期の移植は避けます

セアノサスの育て方

日当たりと水はけのよい場所が適地で、やや乾燥した土を好みます。乾燥に強くやや砂っぽい土でも育ちますが、その分粘土質の土が苦手です。ジメジメした環境も苦手なので風通しは確保します。(枯らす原因の大部分は過湿にあると思われます)。しかし、そのポイントを抑えて好みの環境に近づければ、特別な管理もなくよく花を咲かせてくれます。南関東以西の暖地なら地植え可能です。寒い地方では鉢植えで育てますが、品種によって耐寒性には幅があるようです

管理:関東でも寒さの厳しい地方では不織布等で保護します 。株が若いうちは枝がしなりやすいので支柱等で支えましょう
剪定:花後 花後に剪定します。冬の剪定は花芽を落とすのでなるべく避けます
肥料:花後や秋に緩効性肥料を与えますが、花つきがよいようなら無理に与えなくても構いません。
病害虫:特に気になるものはありません

セアノサスのデータ

別名:カリフォルニアライラック
科名:クロウメモドキ科
分類:常緑~半落葉低木、落葉低木
原産地:北アメリカ西部~中央アメリカ原産
大きさ:背丈1~3m 横幅1~2.5m 葉4~15cm前後(対生)
主な見所:花(4~6月)