ガーデン用品屋さんの花図鑑 スイセン

スイセン

スイセンの特徴

品種改良が盛んにおこなわれ様々なタイプの品種が出回っています。よく見かけるラッパズイセンや大カップ咲きのほか、小カップ咲き、八重咲き、房咲き、原種系などがあり、とても多彩です。中には芳香ズイセンのように香りを楽しむものもあります。葉は線状にすっと伸びますが、初夏以降は垂れて少し見苦しくなります。夏には葉が枯れ休眠状態になります。最近では欧米から多くの園芸品種が輸入されるようになりました

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:適湿をを好む
寒さ:強い
季節・開花時期:12~4月

 

スイセンの育て方

充実した球根を手に入れたら翌年の開花までは特に難しいことはありません。地植えは球根の大きさの2~3倍の深さに植えますが、鉢植えは根を十分張らせるために1~2cm程度の浅植えにします。秋から春に日当たりがよく、水はけのよい土の場所を好みます。花後はカリ分の多い肥料を与えて葉が枯れるまでよく日に当てます。できれば夏は半日陰~日陰におきます。しっかり肥培させれば数年は植えたままで構いません

管理:枯れた花は摘み取ります。地植えなら3~5年に一度、鉢植えなら毎年~2年で掘り上げて植え替えます。鉢植えで密植した場合は一年草扱いにするか、球根同士の幅を取って適地に植え替えます
肥料:元肥に緩効性肥料を与え、花後にカリ分の多い肥料を追肥します
病害虫:ほとんど発生しませんが、まれに軟腐病やウイルス病が発生することがあります。他の株に移る前に抜きとります

 

スイセンのデータ

科名:ヒガンバナ科
分類:秋植え球根
原産地:地中海東部沿岸
大きさ:背丈10~40cm 横幅10~25cm
主な見所:花(12~4月)、香り(花)