クチナシ
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クチナシの特徴
純白の強い香りを放つ花が特徴です。花は6弁の整った一重花ですが、八重咲き品種もよく見かけます。花色は濁りのない白。花もちは悪いですが次々と咲き、花期は比較的長いです。花の強い甘い香りは遠くからでも気づくほどです。葉は長楕円形~倒卵形で、つやのある深緑色。鋸歯はありません。株は根元から枝分かれして株立ち状になります。秋にオレンジ色の実ができて着色料や生薬などに用いられます。クチナシを食草とするオオスカシバとは切っても切れない関係です
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫ですが、クチナシを食べるオオスカシバという虫に注意
日光:日向~半日陰を好む 日陰では花付きが悪くなります
水やり:適量
育成環境:適湿から少し湿った場所をむ
寒さ:強いですが、東北南部以南推奨
季節・開花時期:6~7月
成長速度:普通 もともとやや低木なため遅く感じます
移植:春・初夏・秋 移植はやや容易です
クチナシの育て方
日本にも自生があるとおり、とても丈夫な花木です。高木の下のような半日影の場所を好みます。乾燥しなければ日当たりのよい場所でも育ちますが、葉焼けしたり葉色があせたりします。土壌は肥沃で水はけのよい、やや湿り気のある土を好みます。オオスカシバの幼虫(イモムシ)が厄介で、放任すると丸坊主にされることもあります。葉の不自然な欠きこみ、つぼみの齧られたあと、黒いフンなどを見かけたら葉裏等をよく観察しましょう
管理:オオスカシバが付いていないか春から夏・秋はよく観察します(年二回発生)
剪定:花後 花後に花がら摘みを兼ねて弱めに剪定します。晩夏以降の剪定は花芽を落とすことになります
肥料:早春に遅行性肥料を与え、花後にお礼肥を与えます。花後のお礼肥はチッソ分が少ないものを選択します
病害虫:必ずといってよいほどオオスカシバの幼虫がつきます。大きめなイモムシで食害量も多いので早めに駆除します
クチナシのデータ
科名:アカネ科
分類:常緑低木
原産地:日本、東アジア~東南アジア
大きさ:背丈0.5~1.5m(2m) 横幅0.5~1.5m(2m) 葉5~15cm(対生)
主な見所:花(6~7月)