エニシダ
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エニシダの特徴
南関東以西の暖地なら庭木にも出来るエニシダと、園芸種で鉢植えで育てられる半耐寒性のヒメエニシダがあります。細かい葉が密生した枝に黄色い花を咲かせます。改良品種の赤花種はたまに見かけますが、別種の白花種はなかなか見かけません。濃い緑色の硬めの枝を密に茂らせます。株はほうき状に直立しますが大きくなるとやや下垂します
育てやすさ:★★★やや難しい 慣れてからチャレンジ 適地であれば丈夫。移植時は慎重にする
日光:日向を好む
水やり:少量
育成環境:過湿は苦手
寒さ:強い(エニシダは-5℃程度まで耐えるので南関東以西では地植え可能)
弱い(ヒメエニシダは7~8℃必要。室内で冬越し)
季節・開花時期:4~6月
エニシダの育て方
日当たりと水はけの良い、やや乾燥した場所が適地です。ジメジメした環境が苦手なので植えつける際に砂などを混ぜ、やや高植えにします。アルカリ性の土を好むので、苦土石灰などを混ぜ込んで調整します。ポット苗の場合でも少し切り詰めてから植えたほうが安全です。根を傷つけられるのを嫌がるので根鉢は崩さないように植えます
管理:伸びすぎたら刈り込む程度です
剪定:花後~6月 自然樹形を楽しむので普段は枝を間引く程度に止めます。伸びすぎたら花後に邪魔な枝を間引き、他は切り戻して更新します。緑色の枝なら刈り込んでも大丈夫。夏以降の刈り込みは花芽を落とすことになります
肥料:庭植えは冬に控えめに遅効性肥料を与え、鉢植えは春と秋に控えめに緩効性肥料を与えます。多肥は苦手です
病害虫:これといった被害はないです。湿気による根ぐされに注意
エニシダのデータ
科名:マメ科
分類:落葉~半常緑低木
原産地:ヨーロッパ
大きさ:エニシダ:背丈1.0~3.0m 横幅1.0~3.0m 葉1~3cm前後
ヒメエニシダ:背丈0.3~0.6m 横幅0.4~0.7m
主な見所:花(4~6月)