ガーデン用品屋さんの花図鑑 ラナンキュラス

ラナンキュラス

ラナンキュラスの特徴

花色豊富で豪華な大輪の花を咲かせる秋植え球根のアジアティクスの改良種がポピュラーですが、交配品種や、グランドカバーに用いられる多年草のレペンスもあります。アジアティクスは花色豊富で八重咲きやバイカラー咲きもあり、10cm近い大きな花は豪華でボリュームがあります。葉はアネモネに似た切れ込みの多いシュンギクのような形です。レペンスのほうは花が3cm程度と小さく、反対に葉は大きめです。球根から育てなくてもアジアティクスは苗でもよく出回り、春からの寄せ植えに用いられます

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:品種によって異なる
寒さ:強い
季節・開花時期:4~6月

 

ラナンキュラスの育て方

球根から植える場合、植えつけはやや遅めの10月中旬~11月に十分涼しくなってから行いましょう。植えつけ深さは2~3cm程度と浅めにします。一旦、球根を湿らせたバーミキュライトなどで吸水させた後で植えつけます。春に苗から植える場合は、根鉢を崩さないように普通に植えつければよいので手軽です。日当たりと水はけの良い場所を好みます。アジアティクスはジメジメした場所は苦手で、レペンスはやや湿った場所を好みます。花後は葉が枯れるまで球根を充実させた後、掘り上げて乾燥し冷暗所で保存します

管理:終わった花は摘み取ります。一年草扱いするなら、花が上がらなくなった時点で抜き取ります。来年も咲かせたい場合は、葉が黄変するまで十分に肥培します
肥料:元肥に緩効性肥料を与え、花後はカリ分の多い肥料を与えます
病害虫:ヨトウムシやハモグリバエなどに葉を食われることがあります 。ジメジメさせると灰色カビ病が発生することがあります

 

 

ラナンキュラスのデータ

科名:キンポウゲ科
分類:秋植え球根・常緑多年草
原産地:西アジア~地中海沿岸
大きさ:背丈20~35cm(レペンス20~60cm) 横幅15~25cm
主な見所:花(4~6月)