ガーデン用品屋さんの花図鑑 ヤツデ

ヤツデ

ヤツデの特徴

暖かい海岸地方の林の下で必ずといってよいほど見かける丈夫な自生種です。特徴的な濃緑の大きな葉は、八手の8ではなく7・9つ程度に裂けています。葉柄が長く大振りな感じです。枝は枝分かれが少なく、大きくなると木質状になります。林床に自生しているので日陰の環境にも強く、庭では北側の隅などに植えつぶしとして用いられています。花は初冬に白く固まって咲きますが、黒い実とともにあまり美しくはありません。それでも日陰に強い丈夫な性質は貴重です

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:半日陰~日陰を好む
水やり:やや多め
育成環境:乾燥にやや弱い
寒さ:強い
季節・開花時期:11~1月(花) 4~5月(実)
成長速度:やや遅い 急に大きくなりません
移植:春・梅雨・秋 移植は難しくありませんが、大株の場合は葉を剪定して行います

 

ヤツデの育て方

北側の通風の悪い庭など、かなりの悪条件化でも育つ強健な植物。半日陰から日陰のやや湿った肥沃な土の場所を好みますが、広い幅をもっています。乾燥しにくい土壌なら日当たりの良い場所でも育ちますが、葉色は薄くなります

管理:成長が遅いので普段は剪定する必要はないです。枝が伸びすぎた場合は切り戻します
剪定:春 普段は剪定する必要はありません が、伸び過ぎたら春に枝を切り戻します
肥料:土が肥沃なら肥料は無理にいりません
病害虫:特に気になるものはありません

 

 

ヤツデのデータ

科名:ウコギ科
分類:常緑低木
原産地:日本、東アジア
大きさ:背丈1.0~2.0m 横幅0.6~1.8m 葉20cm前後(互生)
主な見所:花(11~1月)、実(4~5月)