プリムラ・オブコニカ
プリムラ・オブコニカの特徴
鉢花として出回ることが多いプリムラ。伸ばした茎に花序をつけ、やや大きめの花を咲かせるためよく目立ちます。花色が豊富で赤から紫、白などがそろい、特に青紫系の花色が貴重です。葉は小~中型でやや細長い心系。表裏面に毛が多いです。株はロゼット状になります。古くから親しまれている花ですが、葉や茎の毛に触ると皮膚炎を引き起こすことがあり、一時は店頭で見かけることが少なくなりました。しかし、この皮膚炎を起こす原因物質(プリミン)を抑えた改良品種が出回るようになって、再び見かける機会も増えました。高温がやや苦手で一年草扱いされることもあります
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:半日陰~日陰を好む 夏は明るい日陰に置くこと
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:普通 耐寒性はやや弱いので暖地では軒下などで保護する。ただ、寒い時期に購入した鉢花は寒さに慣れていないので室内で保護する
季節・開花時期:3~5月
プリムラ・オブコニカの育て方
花つきの鉢であればレースカーテン越しの日差し程度で特に問題ありません。暑い時期は明るい日陰に置き乗り切ります。無事に夏を越せたら植え替えをして秋から春は半日影の場所で肥培します。水はけと水もちのよい土に植えます。土の表面が乾き始めたら水を与えます
管理:大半の花が咲き終わったら花序ごと切り取ります。枯葉は随時切り取ります
肥料:緩効性肥料を早春と秋に控えめに与え、生育期・開花期に液肥を併用します
病害虫:灰色かび病が発生しやすいので、花がらや枯葉を随時取り除いて予防します
プリムラ・オブコニカのデータ
科名:サクラソウ科
分類:常緑多年草(一年草扱い)
原産地:東アジア
大きさ:背丈15~40cm 横幅20~25cm
主な見所:花(3~5月)※秋から開花株が出回ります