更新日：2019年6月18日

スターチス

Contents

1 スターチスの特徴
2 スターチスの育て方
3 スターチスのデータ

スターチスの特徴

リモニウムの仲間にはいくつか種類がありますが、ここでは切花でおなじみのシニュアタムを扱います。スターチスの名は旧学名からきており正式には学名のリモニウムと呼ぶのですが、語感がよいからかシニュアタムに関しては園芸（特に切花）ではスターチスの名の方が一般的です
花もちが非常に良く切花に重宝されるポピュラーな花ですが、苗ではあまり出回らずタネから育てることが多いです。小さめの穂状の花序をつけ、白や黄色の花と乾いた感じの筒状のがく片をつけます。がくの色は赤・紫・黄や白など豊富にそろいます。このがく部分が色あせにくいのでドライフラワーにもよく使われています。葉は波打つような葉縁で、茎は特徴的な角があります。株はロゼットで小さくまとまります。短命な多年草で、一年草扱いされることもあります

育てやすさ：★★簡単　比較的丈夫な植物
日光：日向を好む
水やり：やや少なめ
育成環境：少し乾燥気味に育てる
寒さ：強い　半耐寒性だが、南関東以西の暖地では屋外で冬を越す
季節・開花時期：５～７月

スターチスの育て方

日当たりと水はけ、風通しのよい場所で育てます。日当たりが悪かったりジメジメした環境では上手く育ちません。南関東以西の暖地では屋外でも冬を越しますが、葉が赤くなったり傷んだりするのでできれば霜よけした方がよいでしょう（しなくても冬は越せます）。多年草ですが短命な上、花後に枯れやすいので一年草扱いにしたほうが無難です

管理：花は随時、切花にしていった方が次々と花が咲きます
肥料：緩効性肥料を定植時に与えます。多肥は好みません
病害虫：アブラムシなどが発生することがありますがそれほど多くはありません。風通しの悪い場所では灰色カビ病が発生します
タネから：やや発芽率は悪いです。育苗は楽ですが越冬する際は霜よけして保護します。移植に弱いので直まきするか、小苗のうちに早めに定植します。自分で取った種は綿毛を取り除いてまきます（市販のタネは綿毛が取り除かれているのでそのまま蒔けます）