シジミバナ

シジミバナの特徴

シジミの内臓に見立てたという八重咲きの白い花を枝にたくさんつけます。花には雄しべ雌しべがなくタネはできません。葉はツヤのある小さめの楕円形で、鋸歯があります。株は枝が直立して株立ち状になりこんもりします。庭に植えられるほか、丈夫なので公園など公共の場所にもよく植栽されています。株の印象も育て方も近縁のユキヤナギに似ていますが、こちらのほうがコンパクトなので狭い庭では管理しやすいでしょう

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む 半日陰でも育ちますが花付きは悪くなります
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:4~5月
成長速度:早い 成長は早いですが、元が小さめなので管理はしやすい
移植:落葉期 移植は容易です

 

シジミバナの育て方

丈夫な花木です。日当たりの良い場所を好みますが半日陰でも育ちます。土質は選びませんが、肥沃な水はけのよい土が好み。乾燥や湿潤にも比較的耐えます。ただ、鉢植えは乾燥させすぎないようにしましょう

管理:放任すると株が込みやすいので、古い枝や不要な枝を切り取ります
剪定:花後・冬 刈り込み剪定は花後すぐが適期で来年も花が咲いてくれます。夏以降の刈り込みは花を犠牲にするのでなるべく控えます。冬か花後に古い枝を元から切ります。株が大きくなりすぎたら落葉期に全体を大きく刈り込みますが、当年の花は咲きません
肥料:春に寒肥、花後にお礼肥を与えます。花つきを増やしたいなら肥料をやや多めに与えますが、その分徒長枝も発生しやすくなります
病害虫:カイガラムシ程度で、特に気になるものはありません

 

 

シジミバナのデータ

別名:コゴメバナ
科名:バラ科
分類:落葉低木
原産地:東アジア
大きさ:背丈1.0~2.0m 横幅1.2~2.5m 葉3~5cm前後(互生)
主な見所:花(4~5月)