ブラシノキ
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ブラシノキの特徴
ボトルを洗う際に使う円筒ブラシのような不思議な形の花をつけます。花は花弁が目立ちませんが、赤や赤紫、ピンク、白などに色づく花糸が長く伸び、それを穂状につける花序になるため、このような変わった見た目になります。実は灰色で硬く、まるで枝に巻きつくようにつき、知らない人は虫の卵のように見えるかもしれません。葉は細長い披針~狭楕円形。株は比較的大きくなる種もありますが、庭木としては低木状に仕立てられることが多いです。また、伸びた枝の先に花を咲かせるため開花期は枝垂れるようになりやすいです。オーストラリア原産の樹木の例にもれず数多くの種類や品種があり、有名品種以外の同定は難しいケースが多いです。また学術的な分類も諸説ありややこしくなっています
育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物 寒さや移植に弱い
日光:日向を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:やや乾燥した環境を好む
寒さ:弱い
季節・開花時期:5~7月 ※初夏または秋の二期咲き種や、四季咲き種もある
ブラシノキの育て方
丈夫な樹木です。南関東以西の暖地なら、日当たりと水はけのよい場所であれば特にこれといった問題もなく育ちます。寒冷地では耐寒性に心配があるので冬の最低気温はチェックしておきましょう。多少の霜や雪には耐えますが、土が凍結するような地域だと厳しいです。乾燥に強く、地植えでは特に配慮入りませんが、鉢植えの場合は乾かせすぎに注意
管理:剪定以外は放任でよいです
剪定:花後すぐ 花後すぐに花がら摘みを兼ねて、伸びすぎた枝や古い枝を中心に全体を剪定します。大きくなると徐々に重苦しい姿になりがちなので、たまに枝抜き剪定や、弱い枝を元から切る剪定も行ないます
肥料:春に緩効性肥料を与え、花後と秋にも追肥します。いずれも順調に育っているなら無理に与えなくて構いません
病害虫:ほとんど発生しません
ブラシノキのデータ
別名:カリステモン、キンポウジュ
科名:フトモモ科
分類:常緑低木~小高木
原産地:オーストラリア
大きさ:背丈1.2~3m(5m) 横幅0.5~2m(4m) 葉3~10cm前後(互生)
主な見所:花(5~7月)※初夏・秋の二期咲き種や、四季咲き種もあります