ガーデン用品屋さんの花図鑑 ツルバキア

ツルバキア

ツルバキアの特徴

ビオラセアとフラグランスの2種類が出回りますが、一般的にはビオラセアをよく見かけます。花茎がよく伸び、その先にかわいらしい星型の花を数輪咲かせます。花色は赤紫やピンクがポピュラーですが白もあります。フレグランスは名前のとおり花からよい香りがします。葉は細長く伸び、白の斑入り種もよく見かけます。株はロゼットです。球根植物ですが、耐寒性があるためかほとんどポット苗状態で出回ります。通販などではたまにフラグランスが球根で売られていることもあります。草体を傷つけるとニラのような匂いがします

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:水はけのよい土を好む。多湿環境はやや苦手
寒さ:強い 南関東以南では屋外で冬を越す(-5℃程度まで耐えられる)
季節・開花時期:6~9月

ツルバキアの育て方

耐暑性のあるとても丈夫な花で、日当たりと水はけのよい場所なら特に問題なく育ちます。酸性土を嫌うので植える前に苦土石灰などで中和しておきます。暖地でも寒さの厳しい時期は霜よけしてあげると安全ですが、しなくても枯れることはないでしょう。日当たりが悪いと枯れないまでも花つきが極端に悪くなります。球根で植える場合は芽が出るくらいの浅植えにします

管理:花が終わったら花茎ごと切り取ります。球根植物ですが、多年草のように4~5年は植えっぱなしで構いません
肥料:春と秋に緩効性肥料を控えめに与えます
病害虫:ほとんど発生しません

ツルバキアのデータ

別名:ソサエティーガーリック、スイートガーリック
科名:ヒガンバナ科
分類:春植え球根(多年草扱い)
原産地:南アフリカ
大きさ:背丈25~50cm 横幅30~60cm
主な見所:花(6~9月)※夏が最盛期