ガーデン用品屋さんの花図鑑 ニオイバンマツリ

ニオイバンマツリ

ニオイバンマツリの特徴

咲き進むにつれ紫から白に変化する花が特徴で、最盛期にはまるで2色咲きのようになり綺麗です。ニオイという名の通り甘い香りを放ち、香りは夜に強くなります。葉は硬質な印象でつるつるしており、葉脈が目立ちません。株は本来大きくなりますが、家庭園芸では30~60cm程度の低木に仕上げることが多いです。熱帯性の花木ですが寒さに比較的強く、南関東以南の暖地では霜よけ下で越冬します。それでも冬季は多少紅葉したり落葉します

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向を好む 夏は遮光した方が吉
水やり:適量
育成環境:適湿を好むが夏の強い乾燥は苦手
寒さ:普通
季節・開花時期:5~7月

ニオイバンマツリの育て方

秋から春までは日当たりのよい場所に置きますが、葉焼けと過度な乾燥を防ぐため夏は半日陰に移動します。花つきは悪くなりますが、午前中のみ日が当たる程度でもなんとか花は咲きます。鉢植えは夏の間は乾かしすぎに注意します。半耐寒性種としては寒さに強いほうなので、霜よけなどの保護を行えば冬越しも難しくありません

管理:剪定は刈り込みをせず邪魔な枝を透かす程度にします
肥料:緩効性肥料を初夏と秋に与えます。春~初夏まで液肥を与えるのもよいです。秋の肥料はチッソやリン酸分を少なめにしてカリ分が大目のものを与えれば耐寒性が高まります
病害虫:ハダニなどが発生しますが、それほど悩まされません

ニオイバンマツリのデータ

別名:ブルンフェルシア
科名:ナス科
分類:半常緑~常緑低木
原産地:南アメリカ原産
大きさ:背丈25~150(300)cm 横幅20~100(150)cm
主な見所:花(5~7月)※夏や秋に返り咲きすることもあります