シャクヤク
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シャクヤクの特徴
シャクヤクにはいくつか種類がありますが、主に東アジア原産種のラクティフローラなどを元に改良交雑された品種が出回ります。日本や東アジアで改良された品種郡と、欧米で改良された品種郡(セイヨウシャクヤク)があります。また、地中海沿岸地方原産のオフィシナリスを元にしたオランダシャクヤクもあります。日本に自生のあるヤマシャクヤクは山野草として店頭に出回ります
ボタンの仲間でとても豪華な花が特徴です。品種改良が進み、一重から八重咲き、半八重咲き、手毬咲き、翁咲き、冠咲き、半バラ咲きなど様々な咲き方があります。葉は掌状複葉で小葉には切れ込みが入りません。株は株立ち状になりボタンよりも背丈は低いです。落葉樹であるボタンとは違い、冬には葉だけでなく枝も枯れます。根はゴボウのように太く、切り分けられたものがミズゴケに巻かれた状態で販売されることもあります
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物 病気には気を付ける
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:水はけのよい土を好み、強い乾燥が苦手
寒さ:強い
季節・開花時期:5月
シャクヤクの育て方
日当たりと水はけのよい場所を好みます。暑さにやや弱いので、西日が当たりにくく通風のよい場所を選びたいです。植えつけ用土は腐葉土をよくすき込み改良しておきます。根茎の状態で植える場合は、芽の位置が4~5cmくらいの深さになるように植えます。あまり植え替えずに育てた方が良いので植える場所は慎重に選びましょう。根がよく発達するので鉢栽培には向きません。10号以上の大鉢ならなんとか育てられますが、水やりの管理も楽になる庭植えをおすすめします
管理:終わった花は切り取ります。根茎の状態で植えた場合は弱っているので一年目は花芽を切って養生した方が良いでしょう。冬になって全体が枯れたら、春に芽が出る前までに枯れた枝を切り取ります
肥料:多肥を好みます。早春と開花後、秋に十分肥料を施します
病害虫:害虫はイモムシやネコブセンチュウ、病気はうどん粉病や灰色カビ病などが発生します。特にうどん粉病はかかりやすいので注意
シャクヤクのデータ
科名:ボタン科
分類:夏緑性多年草
原産地:東アジア~ヨーロッパ原産
大きさ:背丈50~120cm 横幅40~100cm
主な見所:花(5月)