ガーデン用品屋さんの花図鑑 サフラン

サフラン

サフランの特徴

いくつかある秋咲きクロッカスの仲間の代表ともいえる花です。香り付けや色付けのために使われるハーブですが、花が美しいため園芸でも栽培されています。紫の花弁に細長い3本の赤い雌しべがよく目立ちます。ハーブとして使われるのはこの雌しべ部分で乾燥させると美しい黄色になります。1本の花からの収穫量が少ないため高価なハーブになっています。葉は線状でツンツンした印象。花期以外の株はあまり目立ちません

育てやすさ:★★簡単
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:10~11月

 

サフランの育て方

植え付けは9月初め頃にします。一般的な秋植え球根よりも早く行なわないとそのまま花芽が出てきてしまいます。植え付け深さは球根2個分程度です。秋から早春の間、日当たりのよい場所で育てます。水はけのよい肥沃な土が好みです。当年開花のみを楽しみたい場合はどこにでも置けます(土に植えなくてもOK)が、花が咲いた後にすぐ土に植えてあげないと次年度の球根が育ちません

管理:花がらは摘み取ります。赤い雌しべは収穫しましょう。2~3年に一度くらい春に葉が枯れたら堀り上げて分球して、日光と雨の当たらない場所で乾燥させます。湿気が多い場所なら毎年掘り上げた方が安全です
肥料:花が終わったらカリ分の多い肥料を与えて来年に備えて肥培します
病害虫:ほとんど発生しません

 

 

サフランのデータ

科名:アヤメ科
分類:秋植え球根
原産地:ヨーロッパ南部
大きさ:背丈15~25cm 横幅15~20cm
主な見所:花(10~11月)