クレマチス
Contents
クレマチスの特徴
美しい花、種類や品種も多数あることから、つる性植物の中でもっとも人気のあるもののひとつです。比較的丈夫な性質で誘引や剪定などの作業さえ怠らなければ花もよく咲きます。花は花弁に見えるものはがく片で、花弁は小さいか、ないものが多いです。花色は豊富で主に青~紫系・赤~ピンク系、黄色系、白、復色があります。花の咲き方は一般的には中~大輪の一重の花が出回りますが、種類により八重咲き、ベル型、チューリップ咲きなど様々です。性質も落葉性のものから常緑のもの、一季咲きから四季咲きに近いもの、冬咲きのものなどがあります。種類が多いうえに多数の交雑・改良品種があるためコレクションする楽しみもあり、すでにバラなどにつぐ一大カテゴリーになっています。説明しきれないので個々の種類の特徴は主な品種の項を参照してください
育てやすさ:★★簡単~★★★やや難しい 品種によって幅があります
日光:日向を好む
水やり:適量
育成環境:乾燥に少し弱い
寒さ:強い
季節・開花時期:5~10月 ※一季咲きや冬咲きのものもある
成長速度:普通~早い 品種により幅があります
移植:落葉期(落葉種)・春か秋(常緑種) 移植はやや難しい。根を傷めないように
クレマチスの育て方
日当たりのよい場所で育てます。鉢植えの場合は真夏に遮光したほうがよいでしょう。水はけと水もちのよい土を好みます。乾燥に弱く、特に鉢植えでは注意が必要です。深植えを好みます。植え付けの際は深めに穴を掘り植え込みましょう。移植を嫌がるので植える場所はしっかり考えておきます
管理:花がらは切り取ります
剪定:下記参照。基本的には花後2~3節下で切り戻す弱剪定と、花後に半分~株元から2節程度上で切り戻す強剪定のものがあります
肥料:庭植えは寒肥と花後にお礼肥を与えます。鉢植えは生育期に緩効性肥料を与えます。比較的肥料を好みます。特に四季咲きは肥料切れに注意
病害虫:害虫はハダニやケムシ、イモムシ、アブラムシ、ハモグリバエなど。病気はうどんこ病やさび病などが発生します。総じてハダニ以外の被害は少なめです
クレマチスのデータ
科名:キンポウゲ科
分類:落葉~常緑つる植物
原産地:北半球の温帯
大きさ:背丈50~300cm以上 横幅30~cm(つる性)
主な見所:花(5~10月)※一季咲きや冬咲きのものもあり