ガーデン用品屋さんの花図鑑 クモマグサ

クモマグサ

クモマグサの特徴

クモマグサの名で店頭で販売されているのはヨーロッパの寒冷地産のもので、日本の高山に自生する和名のクモマグサとは別物です。マット状に株が広がり、そこから花茎をのばして整った形の花を咲かせます。花色はピンクと白の複色、白が出回ります。葉には特徴的な3列の切れ込みが入り、毛が生えています。株はゆっくり横に広がってこんもりします。北欧原産ということで寒さには強いものの暑さにはとても弱く、暖地の屋外での夏越しは非常に難しいです

育てやすさ:★★簡単 夏越しを考えなければ比較的丈夫な植物
日光:日向を好む 夏越しする場合は半日陰に移動します
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:3~4月

 

クモマグサの育て方

冬~早春に開花株を手に入れたら、そのまま日当たりのよい場所に置きます。暖地の軒下の陽だまりなら冬も開花が続きます。寄せ植えする場合は根鉢を崩さないよう慎重に。水はけのよい土に植え、冬~春は表土が乾き始めたら水やりしましょう。夏越しする場合は枯葉や弱い茎を切って通風を良くし、雨の当たらない風通しのよい半日陰に移動して乾燥気味に管理します。それでも暖地では枯らしてしまう場合が多く、一年草扱いが無難といえます

管理:花がらは摘み取ります
肥料:液肥を控えめに与えます
病害虫:ほとんど発生しません

 

 

クモマグサのデータ

別名:洋種クモマグサ
科名:ユキノシタ科
分類:常緑多年草
原産地:ヨーロッパ(北部~中部)
大きさ:背丈5~20cm 横幅10~30cm
主な見所:花(3~4月)※促成栽培で冬から開花株が出回ります