ガーデン用品屋さんの花図鑑 カエデ

カエデの仲間

カエデの仲間の特徴

美しい紅葉と風情のある株姿、特徴のある葉の形などで古くから使われてきた樹木です。いくつかの種類があり、ポピュラーなイロハモミジの他に、オオモミジとそれによく似たヤマモミジ、さらにトウカエデ、ハウチワカエデなどがあり、これらの改良・交配種も数多く出回ります。秋だけでなく、新芽が色づくものもあります。葉色は赤や黄色の他に白や紫、ピンク、斑入りなど多岐にわたり、葉の形も葉幅の細いものや獅子葉などもあります。花や実は目立ちません。株は自然樹形が美しいです。やや大きくなりますが、上手に剪定すれば小振りな姿のまま楽しめます

育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む 日当たりの良い場所の方が綺麗に紅葉する
水やり:多め
育成環境:乾燥には少し弱い
寒さ:強い
季節・開花時期:葉(春~秋)、紅葉(秋)

 

カエデの仲間の育て方

西日の当たらない半日程度の日当たりを好みます。半日陰では紅葉が美しくなりませんが育てることはできます。土壌は水はけ、水もちのよい肥沃な土の場所を好みます。乾燥しやすい場所はやや苦手です。カミキリムシが一番の問題になるのでその予防と駆除は怠らないようにしましょう

管理:成長が早いので毎年剪定しますが、刈り込まず自然樹形を保つようにします。剪定の際、大きな枝や幹を切ると樹液が出てくることがあるので癒合材を使います
剪定:落葉期 落葉直後か2月ごろに枝を間引いたり、徒長した枝を切り戻します。込み合ってる場合は3股になっている枝の一本を切ってスッキリさせていきます 。内側に伸びる枝も切り取ります
肥料:落葉期に遅効性肥料を与えます
病害虫:害虫はアブラムシやテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)、イラガ等が発生します。病気はうどんこ病や灰色カビ病が発生することがあります。品種によってかかりやすさに違いがあるようです

 

 

カエデの仲間のデータ

別名:モミジ
科名:カエデ科
分類:落葉高木
原産地:日本・東アジア・北アメリカ
大きさ:背丈2.0~10m 横幅1.0~7.0m 葉の大きさ:主な品種の項目を参照(対生)
主な見所:葉(春~秋)、紅葉(秋)