ガーデン用品屋さんの花図鑑 オトメギキョウ

オトメギキョウ(ベルフラワー)

オトメギキョウ(ベルフラワー)の特徴

乙女の名の通り、カンパニュラ全体の中でも小型の種類で花も可憐です。促成栽培された株が春から出回りますが、本来の花期は初夏です。花つきがよく鉢花として人気があります。花はベル形ですが、フウリンソウなどに比べ先が少し横に開いています。葉は小さく扇状で、縁にギザギザがあります。よく店頭に出まわるわりに花のバリエーションは少なく、改良品種も有名なものはありません。小さな姿に似合わず性質は意外と丈夫です

育てやすさ:★★簡単 丈夫ですが暑さにはやや弱い
日光:日向を好む 夏の間は遮光した方が好ましい
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:3~6月

 

オトメギキョウ(ベルフラワー)の育て方と管理

秋から初夏までは日差しを好みます。よく日に当てれば株を覆うように花を咲かせます。強い乾燥も過湿もよくないので、水もちと水はけのよい土に植えます。春に花つきの鉢を買って一年草扱いにするなら管理も楽ですが、実際は夏越しもそれほど難しくありません。夏越しする場合は花がらをしっかり摘んで、過湿と強い日差しを避け風通しをよくします。花が雨に弱いので開花期に雨よけすると花もちが良くなります

管理:春~初夏の花が終わるまでは花がら摘み程度の管理でよいです。夏は雨に当てず、涼しい場所に置きますが、ハダニが発生しやすくなるので夕方涼しくなったら葉裏にもたまに水をかけてあげましょう。うまく夏越しできたら秋に切り戻してから植え替えて肥培すれば、来年の春にも花が咲きます
肥料:秋に緩効性肥料を、開花期に液肥を与えます
病害虫:ハダニやアブラムシが発生します

 

 

オトメギキョウ(ベルフラワー)のデータ

科名:キキョウ科
分類:常緑多年草
原産地:東ヨーロッパ
大きさ:背丈10~20cm 横幅15~20cm
主な見所:花(3~6月)※本来の花期は5月ごろ