ガーデン用品屋さんの花図鑑 リナリア

リナリア

リナリアの特徴

リナリアにはいくつか種類がありますが、園芸では単にリナリアといった場合、多年草を省いた一年草種を指すことが多く、中でも高性種のマロッカナと、低い背丈のビパルティタがポピュラーです。葉が細く繊細な草姿で、同じゴマノハグサ科のキンギョソウに比べるとより繊細な印象です。弱々しい姿に見えますが丈夫な花で、世界各地で野生化しているほど。花色が豊富で花つきもよく、最盛期は豪華な姿になりますが暑苦しさはありません。矮性種から高性種まであり使い方によって選べるのも魅力。花は雨に弱いです

育てやすさ:★初心者向き 丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む
水やり:やや少なめ
育成環境:水はけのよい土を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:12月、3~6月

リナリアの育て方

繊細な見た目に似あわず、やや寒さに弱い点を除けば丈夫な花です。日当たりと水はけのよい場所が適地。一方で半日陰でも花を咲かせるので、室内で飾られることもあります。ただし、タネから育てる場合は日当たりのよい場所で育てます。過湿に弱く、常に湿っているような環境では徒長したり根腐れを起こすので避けます。雨を避けられれば花が長持ちします

管理:水やりは控えめにして、花に水がかからないようにします。タネから育てる場合は摘心して枝数を増やします。花後に切り戻すと、株が元気なら二番花が咲きます
肥料:元肥が十分なら無理に与えなくても構いません。多肥は好みません
病害虫:あまり発生しませんが、バモグリバエがつくことがあります
タネから:

微細なタネで覆土はしないか薄めにして、初期は底面吸水するとよいでしょう。育成が難しいというほどではありませんが、やや寒さに弱いことや初期成長が遅めなので初心者にはやや難しいかもしれません

リナリアのデータ

科名:オオバコ科
分類:秋まき一年草
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈20~80cm 横幅15~60cm
主な見所:花(12・3~6月)※最盛期は4~5月