ミント
ミントの特徴
ハッカの香りで有名なミントですが、たくさんの品種や交雑種があり特徴も様々。香りだけでも、スペア、ペパーなどポピュラーなものから、アップル、クール、ジンジャー、パイナップル、レモンなどがあります。ハーブガーデンに実用目的で導入するのはもちろん、パイナップルミントの斑入り葉やスペアミントの花などを楽しむために植栽されます。花は白や赤紫・ピンクなどの小花を咲かせます。穂状に咲かせるものと、茎の節部分に咲かせるものがあります。花の大きさは様々です。葉はしわの入った卵形で、香りがとても強いです。新芽は鮮緑で美しい。繁殖力旺盛で横に広がりやすいうえ、地下茎を盛んに伸ばします
育てやすさ:★★簡単 比較的丈夫な植物
日光:日向~半日陰を好む
水やり:適量
育成環境:適湿を好む
寒さ:強い
季節・開花時期:7~11月
ミントの育て方
以前は半日陰~日陰の湿った場所に植えると良いとされ、私もそうしていた時期がありましたが、それは日本原産のハッカなど限られた品種にあたり、一般的なアップルやペパーなど地中海原産のミントは日当たりと水はけのよい環境を好みます。湿りやすい場所を好みますが、やや乾燥した場所にも耐えて育ちます。酸性土を嫌うので、苦土石灰などで酸度を調整します。摘心や収穫を繰り返して、こんもりした姿にすると見栄えがします。他の植物を枯らせてしまうほど旺盛に地下茎が伸びるので、庭に植える場合は板などで囲いをつくり広がらないようにします
管理:放任すると広がりすぎるので、株分けや切り戻しを行います。新芽が固まった6月あたりが適期です。摘心や収穫は生育しているようならいつでもOK
肥料:控えめに春と秋に緩効性肥料を与えます。よく育っているようなら無理に与えなくても構いません
病害虫:ナメクジやアオムシなどに葉を食べられることがあります。葉に斑点が入る病気は、ハーブ利用でないならさび病などに効く殺菌剤をまきます。ハーブ利用の場合は病葉を切り捨て、風通しをよくして予防します
ミントのデータ
別名:ハッカ
科名:シソ科
分類:半常緑~常緑多年草
原産地:地中海沿岸原産
大きさ:背丈20~80cm以上 横幅25~100cm以上(ほふく性)
主な見所:香り(全草) 葉(周年) 花(7~11月)※品種によって異なります